謎の「ありがとう教」とは…愛知県犬山のオカルトメルヘン系珍スポ!竹田製菓「お菓子の城」

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遠路はるばる江戸から尾張へ赴いたDEEP案内取材班、犬山市郊外に佇む「お菓子の城」への無血開城を挑むべくいざ入城。城の入り口にはシンデレラが落としたガラスの靴が展示されているのだ。そこには意味深な問いかけが。「なぜガラスの靴は透明なの?」

そりゃガラスだからに決まってるだろ、と答えるのは駄目なのか。哲学的ニュアンスを漂わせた問いの答えは結局見つけ出せなかった。

お菓子の城の中に入るとこれまたメルヘンな世界が広がっていた。そして鼻を突く甘味料の匂い。と…とってもスイーツ(笑)

実はこの城が出来たのは1984年。既に誕生から四半世紀が過ぎようとしている施設なのだが、地元のローカルCMの古さを見ても年季が入っていることがよくわかる。

玄関脇に置かれたカレーパンマンもどきの顔ハメ看板が哀愁を漂わせる。こいつはお菓子の城のマスコットキャラである「スイートポテト王子」の顔ハメ看板だ。お菓子の城と言えばスイートポテト。これは名古屋人の常識。

カレーパンマンもどきの向こうには「シンデレラのまほうサロン」。魔法の力であなたもメルヘン世界の住人に大変身。場所柄小さい女の子がシンデレラ役になっていたりするが巷の病的現代社会ではメンヘル世界の住人ばかりになっており硫化水素を発生させて死んでいたりするので鬱な時代である。人生にはもっと夢と想像力が欲しい。

ここで何よりも目立つのが洋館中央の吹き抜けにそびえ立つ、高さ14メートル80センチもあるという超巨大ウェディングケーキだ。生クリームやスポンジケーキはさすがに腐るので全て砂糖で作られているという。館内には強烈に甘い匂いが漂ってくるのだが匂いの発生源はここなのだろうか。

そのウェディングケーキを取り囲むように「幸せの階段」と名づけられた螺旋階段が建物の3階部分までをぶち抜いている。名古屋人は「娘三人持てば身代潰す」と言われるほどド派手で金をかけた結婚式が大好きな民族(→詳細)だが、実際にここまで行かなくてもやたら豪華なウェディングケーキを作っちゃったりする。ただの見栄っ張りか嫌がらせにしか思えないが。

もちろんこんなおめでたい場所柄もあるので結構この場所を結婚式会場に使う人も多いようだ。1階ロビーの脇に結婚式の写真がたくさん載っているのでそちらも見てみよう。名古屋人の結婚式というものがどういうものか、垣間見られるかも知れない。

超巨大なウェディングケーキの上には天使がひらひら舞っているのでした。なんだこのパラダイスっぷりは。

一気に螺旋階段を3階まで登るとそこには童話のシーンをモチーフにしたシュガーアートがこれでもかと展示されている。これ全部砂糖で作ってます。いやあ凄い。

ガラスの靴を置いて走り去ったシンデレラさんもそこにいました。

子供(特に女の子)の幼心の憧れとして「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家を思い浮かべながら育った人も少なくはないだろう。何しろそんな幼女の夢想が現実となった建物がお菓子の城なのである。スイーツ大歓喜である。

しかし砂糖だけでここまで精巧なミニチュア模型を作れるなんて大したもんですね。

しまいには砂糖だけでウェディングドレスまで作ってしまう熱の入れようである。参りました。そして本当に結婚式が大好きな名古屋人という民族性。もっとも近年ではジミ婚派も増えているので愛知県が全国平均で結婚式の予算が突出している状況もなくなりつつあるという話だが。

謎のイラストと謎のフレーズ「貯徳満萬」と書かれた額縁。どこかしら宗教的な匂いがすると思ったのは私だけだろうか。すこぶるスピリチュアルである。

「お菓子の城」探索はここまでか?と思うのはまだ早い。2階に下りるとさらに広がるパラダイスでメルヘンな世界。レポートはまだまだ続くのである。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。

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