【激安宿】沖縄本島最大級!沖縄市「比屋根七丁目」の芋臭いホテル街が笑える件

沖縄市

沖縄本島中部の沖縄市南部、北中城村との境に近い比屋根七丁目、国道329号の高原交差点と国道330号のライカム交差点の間を通る県道22号の急な上り坂の途中に、沖縄県最大級のホテル街が広がっている。

当方はたまたまここを通りがかっただけなのだが、ホテル街がなかなか見た目に強烈だったのでここでレポートしたいと思う。

どうやら比屋根七丁目のこの付近が、那覇市辻・若狭と並ぶ二大ホテル街として君臨しているらしい。大半の沖縄県民にとって、この二ヶ所のどちらかのホテルに人生のうち一度でも入った事がある、そのくらいの有名どころのようだが、知りませんでした。

それはいいのだが、比屋根のホテル街が笑えるのが、とにかくセンスの芋臭さが突き抜けている事。突然県道沿いに巨大な黄金のタヌキ像が現れるのだから、もう訳がわからない。

しかもホテルの名前もそのまんま「たぬきランド」である。笑うしかない。

さらにその隣には「シルクロード」が広がっていました。いやあ、物凄くスケールでかいっすね。外装は凄く凝ってるけど建物は長屋風の2階建てという、いかにも郊外にありがちなガレージ付ホテルである。

「シルクロード」の中にはスフィンクスとピラミッドも鎮座している始末。よく考えたらTDRもUSJもない沖縄にとってはこの場所こそが唯一島を離れずに行ける「大人のテーマパーク」なのではないだろうか。

以前我々が訪問した宜野湾市の「ホテル山谷園」も同じだったが、比屋根のホテル街も、部屋ごとにガレージがあり、空いたガレージに入ってチェックイン、という「自動車ホテル」的な体裁をしているところが多い。

ともかく比屋根七丁目の一角にこのような芋臭さ全開のホテルが10軒以上密集していて、見るからに異様な雰囲気に包まれている。どのホテルも急坂に沿って築かれているのが特徴。

複数のホテルのアプローチが一ヶ所の入口から3つに別れている。県道沿いにあるのは、おおむね普通っぽい外観のものが多い。さっきの「たぬきランド」を除けば。

坂の下側の「ホテルロビンソン」のゲート。そこから谷底に向けて別のホテルの建物が何軒も見えている。しかし物凄い密集率だ。

平日1時間休憩1600円の激安サービス中。1時間ぽっきりはいくらなんでも忙しすぎるだろ。

さらに最も下側の谷底にある「ホテルアスカ」に通じる入口は急な下り坂になっていた。

比屋根のホテル街は地形が独特で、急坂を駆け上がる県道から見ると、ホテル街一帯が谷間に開けて連なっている様子が見て取れる。

「ロビンソン」がある高台の正面から谷間に広がるホテル街の全貌を見ようとするが、思った程展望はよろしくなかった。鬱蒼とした雑木林に包み込まれている。

また比屋根にあるひときわ建物の大きな某ホテルは心霊スポットで有名らしく、ホテル名で検索すると過去に殺人事件があったなど色々話が出てくる。まあありがちな話ですけどね。

これだけ沢山のホテルが密集していれば中には明らかに廃墟化している物件もあって、商売も楽じゃなさそうな印象を受ける。近年は外国人観光客も増えて、これらのホテルの一部がそういう客向けに変わっているかも知れんね。

泡瀬サンライズ通りというのもございますよ

ちなみに比屋根七丁目のホテル街から少し南にずれたところに「泡瀬サンライズ通り」と看板を掲げた別のホテル街もある。

営業中じゃなくて「盛業中」と書かれているあたりがアレな感じがしますが、この看板が立っているところから500メートルくらい奥まったところに5軒くらいホテルが固まっている。

県道85号をまたぐ跨線橋を通り抜けるとその先には自由の女神が待っている。さっきのピラミッドといい、既にエジプトとアメリカに旅行できた気分になったわけですが皆様如何でしょうか。

自由の女神像がそびえる「ホテルマンハッタン」も平日宿泊料金3000円とお安くなっております。

海外どころか宇宙空間に飛び出してしまっている、ぶっ飛んだ世界観の「ホテルUFO」も休憩1500円とバカ安。千葉市の幕張本郷にも同じ名前のホテルがありますが、こっちは建物までUFO型ではなくいたって普通。どうでもいいですが植栽で書かれた「UFO」の字がわざわざ某有名カップ焼きそばのフォントに似せてあるところがまた良い。

比屋根七丁目のホテル街から泡瀬方面を見下ろすとこの通り抜群の眺めとなっている。レンタカーで沖縄本島を巡るのなら、ちょうど良くお安い滞在先になるのではないだろうか。


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