所謂“戦後のドサクサ”から続いてきた昭和の飲み屋街というものも、全国の街から急速に姿を消し始めている。建物の老朽化が先か、店主の寿命が先か…そのボーダーラインとなるのが現在の2020年代で、これを過ぎると加速度的に街が変貌していくのではないか、というのがこちらの見方である。限りある時間の中で、どれだけその姿を目に焼き付けて帰れるか、我々のような“裏街歩き”人種のフットワークが試されている。
やってきたのは四国は香川県の県庁所在地、高松市の中心部に位置する一画である。高松には「高松中央商店街」という、随分と立派なアーケード商店街が縦横無尽に連なっているのだが、そこからちょっと外れた「片原町」という界隈に移動する。片原町にもアーケード街が続いており、その入口にある、いつも行列ができるうどん屋を横目に見ながら、今回の目的地へと向かう。
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【ほぼ廃墟】天国に一番近い飲み屋街・高松市琴電片原町駅前「パラダイス通り」を見てきた(2024年)|逢阪
所謂“戦後のドサクサ”から続いてきた昭和の飲み屋街というものも、全国の街から急速に姿を消し始めている。建物の老朽化が先か、店主の寿命が先か…そのボーダーラインとなるのが現在の2020年代で、これを過ぎると加速度的に街が変貌していくのではない...