これぞバブルの遺産!北海道に君臨していた巨大レジャーランド「旧北の京・芦別」と北海道大観音 (全6ページ)

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<※注意>このページで紹介されている「北の京・芦別」レポートは2011年7月の訪問時のものです。2012年8月に所有会社が代わり「ライフステージホテル天都」という名称で再オープンしましたが、2013年8月には撤退。北海道大観音と合わせて閉鎖されている状態です。合掌。

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「旧北の京・芦別」の中に入ってみましょう

日本における昭和のレジャーと言えば温泉、その中でも高度経済成長期に全国各地に生まれた大規模温泉リゾートの数々は時代に取り残され次々廃業の憂き目に遭っている。その中でも北海道芦別市にある「北の京・芦別」という施設がヤバげで是非行ってみたいと思い、札幌から車を飛ばして空知地方の芦別市という場所にやってきた。「北海道裏観光ガイド」という怪しげなピンクのビニ本に掲載されていたのを見たんですが…

「北の京・芦別」は昭和45(1970)年という大阪万国博覧会開催の日本が最もイケイケドンドンだった時代に生まれた総合レジャー施設「芦別レジャーランド」が前身である。温泉施設や十二支苑、ホテルに留まらずバブルの勢いに乗じて当時北海道唯一だったモノレールや巨大な「北海道大観音」まで作ってしまったものの時代に取り残されて客足が途絶え2008年には元の運営会社が破綻という歴史を辿ってきた。

芦別市はかつて炭鉱で栄えた街で人口は最盛期の7万から減少して現在1万6千人程度と、空知地方の元炭鉱町にありがちな人口減少の激しい街である。道央自動車道滝川ICで降りて富良野へ向かう国道38号を走るとその途中に芦別の街がある。中心市街地から空知川を渡ったすぐ向かいに巨大な施設が見えるので一発で分かるはずだ。

だだっ広い駐車場には数台の車が止まっているのみ、その向こうには立派な五重塔や三十三間堂の建物が見える。実はあれらは全て宿泊施設になっているのだ。そしてここから見えているのは巨大レジャーランドの氷山の一角でしかない。

オッパイのような建物が両脇に見える真ん中が「北の京・芦別」の入口。昭和の時代遅れなゴージャス感全開な建物の数々を見て分かる通り、ここは昭和45(1970)年に「芦別健康ランド」として作られた施設で、ヘルスセンターを軸に次々豪華な建物を増やしていった挙句、道内最大級の一大レジャーランドとして成長したという場所だ。

名称を「北の京・芦別」と改めたのは昭和63(1988)年、翌年にはシンボルの北海道大観音が完成し、温泉施設との間に北海道唯一のモノレールまで敷設、バブル期の勢いに乗じて悪趣味さを極めていく訳だがバブル崩壊とともに没落、2008年には破綻してしまう。

しかしその後運営会社が変わり2012年8月には「ライフステージホテル天都」として再オープンしている。我々が来たのは2011年夏の事なのでリニューアル前だったのだが、温泉施設とホテルは営業していた。館内拝観料(確か400円)を支払い中に入る。そして受付には「北海道裏観光ガイド」が売られていた(笑)

来客も殆ど居ない為か創業当時に作られた無駄に豪華な館内施設はどこも真っ暗でオワコン状態も末期だなあこりゃ…なんて思っていたのだが現在は多少様子が変わっているかも知れない。

吹き抜けになったホールの3階部分に北海道大観音直通のモノレール乗り場があったようだが、1999年に廃止された模様。線路部分はまるごと撤去され現存していない。北海道大観音へ行くなら車で移動しましょうね。

階段は途中まで登れるのだが上は既に使われている形跡もなく放置プレイのまま。物置き場になっていた。

その下の2階には廃墟同然に放置されたゲームコーナー「プレイランド」がある。ここも真っ暗でフラッシュを焚かないと中の様子が全然見えない。壁には世界一著作権の高いあのネズミとアヒルが描かれていた。

もう誰も子どもを乗せる事のなくなった小さなメリーゴーランド。二度と動く事はないのだろうか…と思ったのだが、リニューアル後はどうなったんだろう。

そして気になるのが「お祭り広場」という聞くだけでもワクワクしそうになる大広間の存在。レジャーランド現役時代には毎日タレントを呼んでショーが繰り広げられていたそうだが…

そこには天井の高い開放的過ぎる大広間がガラーンと広がっている。人の姿は全くおらずテーブルだけが整然と並べられていた。

ロビーの真ん中にある螺旋階段を下れば地下に豪華ギリシャ神殿や日本庭園を再現した大浴場がある。

大浴場は偶数日奇数日で男女入れ替わり制になっている。前会社の破綻後はこの大浴場が主力施設になっていたようで、来客の殆どは大浴場の利用者である。

大浴場向かいには利用者用の休憩所もあり。もう薄々気づいていたが見れば見る程、石川県加賀市の旧「ユートピア加賀の郷」(現:豊星寺)の施設にクリソツなのである。大観音を中心に遊園地や温泉施設を展開するというのが昭和のレジャーの王道だったのか。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。
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