これぞバブルの遺産!北海道に君臨していた巨大レジャーランド「旧北の京・芦別」と北海道大観音 

<2ページ目を読む

これぞバブルの遺産!北海道に君臨した巨大テーマパーク「旧北の京・芦別」と北海道大観音 (全6ページ)

時代錯誤なゴージャスさが素晴らしい「ホテル五重の塔」

「北の京・芦別」のホテル棟は京都の三十三間堂を模した「ホテル三十三間堂」の他に芦別レジャーランド時代から建っていたシンボルタワー、奈良法隆寺の五重塔を模した「ホテル五重の塔」がある。ホテル五重の塔の最上階から芦別市街と「北の京・芦別」が一望できる展望台ならぬ「天望台」がございます。再び誰も居ない渡り廊下を通って五重の塔に向かいましょう。

廊下を抜けると今度は五重の塔のエレベーターホール。全10階建ての最上階が「天望台」になっていて宿泊客及び拝観者は自由に登る事が出来る。こっちの方が建物が古いのでくたびれ感が割増となる。

相変わらず人の姿のない薄暗い部屋ばかりでどこかしら気味が悪いが、五重の塔も宿泊可能。「ホテル五重の塔」は1978年完成で合計43室、「ホテル三十三間堂」は1993年完成で合計56室となる。

10階建てのうち2階のロビーと10階以外は全部客室になっているようだ。それぞれ降りて見て回る事もできそうだがキリがないのでやめといた。エレベーターも昭和50年代製ともなると結構古めかしいよね。

そしてエレベーターを登って10階に辿り着くとそこにも悪趣味な木彫りの人形がずらりと並べられたホールがあり、その周囲が展望台(天望台)になっている訳だ。

そこには随分割腹の良いヤクザの親玉みたいな面構えの布袋様が鎮座していた。やけに子供達に慕われている布袋様だがこのセンスが普通に怖いんですけど。

吹き抜け二層構造のホールは昭和丸出しの悪趣味彫像コレクションと化していた。これも全て前オーナーの趣味で集められたものだろうか。あまりに数が多いのでもう端折って行きますね。

同様にヤクザの事務所に置いて有りそうなふかふかのソファーの数々も人が座る事もなく整然と並べられていた。なんだか埃が積もってそうなので座るのはやめた。

さらに吹き抜けの二階部分には弁天様とか阿弥陀如来様なども沢山おられました。ありがたいやら何やら意味が分からなくなってきたぞ。

何故か天井にはミラーボールが吊り下げられている始末。まさか現役時代にはこれがキラキラクルクル回転しまくって悪趣味な彫像に囲まれたディスコでフィーバーしていたのだろうか。魑魅魍魎の世界が思い浮かぶ。昭和の人間の感覚が理解できない…

そして芦別市街が一望できる屋外展望台へ出られる。半ば廃墟探検モードとなっている訳だがこれだけの豪華空間を独り占め出来るなんてある意味贅沢じゃありませんこと。

豪勢極まりない十二支苑やおっぱいドーム、北海道大観音もここから一望できる。それにしても上から見るとこれは本当におっぱい以外の何物にも見えないな。

ドームの谷間にある展望レストラン的建造物。上から見ると一発で分かるが完全に廃墟化している。

かつて炭鉱で栄えた芦別も夕張と同じく「炭鉱から観光へ」と一心不乱にバブルの勢いでやらかしてしまったのは共通している。夕張の方が自治体破綻してるしやらかした規模がでかいけどさそりゃ。次はエレベーターを降りて眼下に広がる「十二支苑」を拝観する事にしよう。

>4ページ目を読む


The following two tabs change content below.
新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.