東京・新宿から西へ120キロ、甲府盆地にどっしりと根を張る歓楽温泉地「石和温泉」の様子を探る為に中央道をぶっ飛ばしてやってきた我々取材班。
どうも石和温泉における歓楽街は近津川の流れる「さくら温泉通り」ではなく、一本南側に並行する「湯けむり通り」に集中しているようだ。湯けむり通りとはなんとも安直過ぎるネーミングであるが、ここが夜ともなると胡散臭いネオンサインでギラギラになるので見逃す訳にはいかない。
早速湯けむり通りに沿って歩いてみる事にする。一目見れば分かるが夥しい数のスナックやショークラブなんぞの看板が並んでいる。これが東西1キロほどの間に断続的に続いていて、ざっと見渡しただけでも相当な数の店舗がある。
夥しい飲み屋の数程エロオヤジが集まり経済は回る。首都圏に程近い石和温泉はぶどう畑の中の桃源郷。まあ旅館の中でもピンクだかスーパーのついたコンパニオンも呼べるようですが外に出てスナックで遊んだりする自由もある訳です。
石和温泉のスナック街で目立つのが韓国系とフィリピン系。かなりの数を占めております。ぶどう畑にジャパゆきさん。フィリピンレストランもあればフィリピンパブもある。
東京にも程近い石和温泉はジャパゆきさん高密度地域の一つとしてフィリピンから出稼ぎに来る貧しい女性達の足がかりとなっている。そのうち都内に進出したら小岩とか錦糸町、赤羽あたりに住んだりするんでしょうかねえ。
さらには2時間5000円ポッキリなフィリピンショーパブまで、よりどりみどり。お父さんのお楽しみは無限大。健全なファミリーを受け入れる雰囲気など微塵もない。石和温泉に行く事自体そういう目的と思われるくらいだから仕方ないよね。
しかしとんでもないネーミングのスナックもあるもんだな…スナックおばけ屋敷とねんきん倶楽部。
一見店舗密集ゾーンである湯けむり通りにもポツポツ廃墟状態で放置された建物がコンスタントにある訳で客取り合戦も楽ではなさそうです。
こうして無残な姿を晒したまま何年も放置される物件も珍しくない石和温泉のスナック街。まるでサバンナにおける弱肉強食社会のようにも思える。
だが中にはスナックの廃墟でもないのにやけに雑然とした一角があって、しかも犬が放し飼いにされていてなんだかヤバげである。やっぱり石和温泉は女子供にはキツいものがあるかも知れませんねー。素人は大人しくほったらかし温泉にでも行きましょう。
スナックばかりかと思ったらさらにはパチンコ屋の廃墟まで放置プレイかまされてましたが…もう二度とネオンが灯る事もないであろうパチンコ「ルビー」。ちなみにジャパゆきさんから女優になった人は、ルビー・モレノ。
そしてパチンコ屋がルビーなら近所のパブはゴールドである。やっぱり田舎の連中ほどキラキラしたもんが好きなんだな。
石和温泉にはちょっと前まで「石和OS劇場」「石和温泉劇場」と2軒のストリップ劇場が存在していた。そりゃ甲州随一のエロスポット石和に秘宝館もあればストリップくらいあるわさ。でも現在は見事に全滅。「湯けむり通り」沿いにはかつての石和温泉劇場の看板跡だけが残されている。
今は亡き石和温泉劇場の痕跡は、旅館「喜仙」の駐車場案内看板に書かれた「ヌード」の3文字に見られる。