昭和レトロな飲食街がてんこもり!小樽の盛り場「花園」を歩き尽くす (全7ページ)

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小樽市の中心市街地の一画を成す花園地区は、小樽を代表する夜の歓楽街である。小樽駅から都通りやサンモール一番街などを経由して寿司屋通りを渡った先、徒歩10分程度の場所に広がるのが花園の飲食店街だ。

今では寿司屋通りを中心に観光地色が濃くなってはいるが、それだけでは説明が付かない程に巨大過ぎる飲食店街が形成されていて、びっくりさせられた。過疎地域指定を受けて街の衰退が際立つ小樽の中でも花園界隈に限っては話が別だ。

丸井今井小樽店が撤退した後は鳴かず飛ばずのサンモール一番街を越えたすぐ先には花園銀座商店街が続いている。商店街と言ってももっぱら飲食店ばかりで、寿司屋通りに近い側は観光客向けなイカニモ寿司屋が占拠しているものの、函館本線のガード下を越えた辺りから徐々に土着臭が強くなってくる。

わずかに登り坂となった商店街の道路脇にはこんなものが。道民には常識でも雪と縁のない地方からの旅行者から見れば変に見えてしまう「砂箱」。滑り止めの砂や融雪剤なんかが入っている。

目の前の函館本線の高架下にも飲食店街が連なっている。その名も「花園高架下商店街」。そのまんまな名前であるが、道路沿いには立派な案内看板があり詳しい説明書きを読む事が出来る。

函館本線の高架化工事が昭和40(1965)年に完成した後に開業した、北海道初の鉄道高架下商店街とあるのだ。当初は「小樽ショッピングセンター」という名前だったらしい。

案内看板に従って高架下商店街を見に行こうと思い、目の前のガード下を潜ってみるとその先の右手側にある。絶妙な角度の三叉路となっていてその両側に提灯と酒場のネオンサインがギラギラと光っていて風情がたまらない。

肝心の商店街だがその殆どが言うまでもなく居酒屋やスナックばかりで、食料品等を扱う普通のスーパーとか、そういう店は全く入居していない。

高架下商店街の店舗は花園銀座商店街の先の旧手宮線との合流地点から国道5号を跨いだ先までの約300メートルの区間、カーブを描きながら高架下に連なっているのだ。広い北海道の中でも高架下に商店街があるのはかなり珍しいらしい。

高架下の盛り場を歩いていると時折列車がガタンゴトンと音を立てて通り抜けていく。まるで東京か大阪にでも居るかのような錯覚に陥る。北海道でこんな風情のある場所が存在していたとは。

さらに高架下商店街は中にも続いているらしく、赤提灯のぶら下がった玄関口が客を迎えていた。玄関のすぐ奥はシャッターが閉まったままになっているが…

中に足を踏み入れると何やらスナックの入口らしきものもあるし、どうやら飲食店ビルの体を成しているようだ。その右手に奥へ続く廊下がある。

確かにその向こうにも何軒かスナックの店舗が並んでいるようだ。いささか空き店舗が多いように見えるのは建物の古さ故の事だろうか…場末感も強いがいわゆる怪しい雰囲気というのは皆無である。

夜は元気そのものな花園高架下商店街の界隈も、お天道様が出ているうちは静かなものである。さらにこの街をじっくり歩き回る事にした。

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昭和レトロな飲食街がてんこもり!小樽の盛り場「花園」を歩き尽くす


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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