廃墟商店街と赤壁合元寺裏手のスナック街…福沢諭吉の故郷「大分県中津市」の街並み (全4ページ)

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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」の一節でも有名な「学問のすゝめ」をはじめとして、国民が愛してやまない日本銀行券一万円紙幣の肖像となった思想家福沢諭吉ゆかりの地、大分県中津市にやってきました。

中津市 中津駅前

関西人が中津と聞けばそれは大阪の中津だが、全国的には大分の中津を指す。最近では唐揚げの聖地だとか言われていて、肝心の福沢諭吉と言えば度々偽札のネタに使われたり顔の部分が折り曲げられて笑い顔や泣き顔にされたり、お金の代名詞みたいに軽々しく「諭吉2枚」などと言われある意味不遇の立場にあるような気がしなくもない。駅前ロータリーにも福沢諭吉の立派な銅像が建っている。

中津市 中津駅前

さてさてこの中津市、同じ大分県でも県都大分市よりも「修羅の国」福岡県北九州市の方が近いという土地柄。小倉駅から日豊本線に入る特急ソニック号でたった30分少々で来れてしまうという近さ。街外れの山国川を挟んだ向こうはもう福岡県である。今回は中津に一泊しつつこの街を一通り見て回ろうという魂胆で来た。

中津市 中津駅前

JR中津駅構内にはでかい鱧が飼育された水槽がこれ見よがしに置かれていて「中津の鱧料理」とある。そう言えば鱧料理と聞くとこれも関西の食文化というイメージが強いのだが、実は鱧料理は中津発祥で、鱧の骨切り技術は中津から関西に伝承されたそうですよ。

中津市 中津駅前

関西と大分の関係の深さは別府に行った時も考えさせられたが、当の福沢諭吉だって元は大阪にあった中津藩蔵屋敷の生まれだったりする。幼少期に父親が亡くなってから母親に連れられて中津に戻ってきたんですな。

中津市 中津駅前

まずはJR中津駅から目の前の「日の出町商店街」に入る。九州もまたアーケード商店街が多い土地柄で、こんな地方都市にもちゃんとしたアーケードがついている。しかし流行ってるのかいないのかよく分からない微妙な雰囲気。

中津市 中津駅前

あんまり買い物客も通りがからず地元の爺さん婆さんばかりのくたびれた地方都市の商店街、ふと洋服店の玄関先を見ると怪しげなお面を被ったマネキンに睨みつけられた。怖いです。このお面は何なのでしょう。地元の祭りのものだろうか。

中津市 中津駅前

マネキンが怖いので目線が思わず下に行ったら今度は玄関マットの上で気持ち良さそうに猫さんが寝転がっているというまったりな風景。この地方都市の一等地たる商店街ではひたすらのんびりした時間が流れているようです。

中津市 中津駅前

しかし一歩アーケードを外れると昭和全開の乙な飲食街がこんにちは、である。中津駅と福沢諭吉旧居に向かうまでの一帯が繁華街となっているようだ。中心部が寂れてしまった感じなのは地方都市の宿命か。小倉駅前はまだ元気だったんですがね。

中津市 中津駅前

電柱広告の「お食事処 モウーちゃん食堂」がどうにも気になる。つまり牛さん食堂って事だろうが、「ウ」の一文字が余計に入っているだけでオーナーは戦前生まれかと思わせる。念の為ググってみたけど店は現存しなさそうだな…

中津市 中津駅前

このへんは割に雑然としていて雰囲気が素敵である。微妙にいかがわしげで福沢諭吉さんが出番になりそうな楽園があったり思ってた以上にカオスな感じがしなくもない中津駅前日の出町商店街。

中津市 中津駅前

別府や大分市も見てきたけど結構ソッチ方面には単刀直入な土地柄に思えます。大分県って九州の中でも割と関西や四国の文化的影響が大きいんですよね。まあ小倉駅前の迫力には勝てませんけどね。

中津市 中津駅前

やはりこの辺を歩いていても関西の下町を歩いている気分になってきてどうにもこうにも。歩いて梅田に行けるんちゃうか思えてくるんですがここは大阪ではなく大分の中津です。ここには放尿できません。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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