杜の都「仙台市」仙台駅周辺の活気ある商店街と市場をひたすら練り歩いた

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国道4号東二番丁通の中央通り交差点付近はいかにも仙台の中心だと言わんばかりの都会的な街並みが広がる。

アーケード商店街が途切れる辺りまで西に進むと、芭蕉の辻というやけに古風な地名が現れる一角がある。そこには日本銀行仙台支店。昔の仙台城下町の中心にあった交差点だったそうだ。

交差点付近には芭蕉の辻の地名の由来が書かれた石碑がある。東北で芭蕉というといやがうえにも「おくのほそ道」の松尾芭蕉を連想するが、全くそれとは関係がなく、伊達政宗の手下だった虚無僧の名前が芭蕉で、そこから来ているという。

石碑の隣には江戸日本橋と津軽半島の先端、三厩までの距離を示す道標が置かれている。仙台は距離的には東京と青森の丁度中間地点にあたる。

日本銀行の支店もあるくらいの場所だから金融機関や各企業の支店が入居するオフィスビルも多い土地柄。しかし地方銀行のネーミングにいちいち脱力させられる。なんだよ、きらやか銀行って…

ここから北に行くと国分町の歓楽街、南に行くと最強バラック状態の壱弐参横丁があって面白い土地なのだが、この辺に限っては大人しいめの店が多く特筆すべき所がない。

芭蕉の辻のすぐ東側には中央通りと一番町の商店街が交差している。中央通り・マーブルロードおおまち商店街のアーケードに加えて、一番町を南北に貫くサンモール一番町商店街、ぶらんどーむ一番町商店街があり、三方が見事にアーケード商店街となっている。

南側のサンモール一番町商店街を進む。ここも相変わらず普通の繁華街だ。東日本は首都圏に限った話アーケード商店街はそんなに多くないが、仙台の場合は中心市街地にやたら商店街にアーケードが張り巡らされているのが特徴的。

しかもアーケードの上にからくり時計まで置かれていてやけに豪華だったりするので凄い。仙台と言えば七夕祭りが有名だが、その時期になるとアーケード商店街に七夕飾りがこれでもかと掲げられ、さぞかしド派手な光景を見せるそうだ。

サンモール一番町商店街は青葉通りを挟んでさらに南側に続く。東北大学のキャンパスも近くなるため通行人に学生の姿がかなり目立つようになる。

2015年にはこの場所に仙台市地下鉄東西線の一番町駅が開通する予定。人口100万人以上の大都市だが地下鉄路線ってこれまで一つしかなかった上に、他の公共交通はバスしかないのだ。意外に不便そう。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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