東北最強バラック飲食店街の集大成!仙台市「壱弐参横丁」のオンボロレトロ具合が凄い件

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壱弐参横丁こと中央市場の通りを端まで歩いて反対側に出てきた。南光院丁に面していて、正面に東二番丁小学校がある。
こちらは商店街側とは違って古い居酒屋の姿が目立つ。こう見えても意外に人通りも多く、日が暮れる前から店を開けている居酒屋も少なくない。

元は闇市上がりの市場だったと言われる壱弐参横丁だが、その割にはあちこちに公衆便所が置かれていてやたら用意がよかったりする。横丁の随所に「お手洗い」の案内看板が吊り下がっている。

で、そのトイレがやけに個性的にペイントされまくっていて、学生街の横丁といった風情を増しているのだ。むしろちょっとした部室状態だろうか。

トイレ脇に置かれた掃除用具置き場には他人の用具を断りなく使うなと注意書きが。トイレ掃除のルールはかなりテキトーにやっているようである。

中央市場の公衆便所は男女兼用である。いちいち個性的なデザインが何かしら施されているので、慣れればどのトイレに居るのかすぐに判別出来てしまうくらいだ。

ちょっとカワイイ系にデザインされている公衆便所まである。なぜかどのトイレの入口にも「防犯カメラ設置」と書かれたシールが貼られている。
やはりこうしたトイレのデザインは地元の学生がこしらえたのだろうか。

反対側にはでかでかと「女」と書かれた公衆便所がある。どこかの学生寮に迷い込んだのだろう。やや混乱してしまう。雰囲気で察したが、やはり地元の学生一同とNPO法人が「まちづくり」に一枚噛んでいるようだ。

相変わらず建物の隙間には好き勝手に増築したようなバラックがそれぞれ個性を放っていてカオスだ。

これらの増築部分は単なる物置なのか、それとも人が住んでいるのか…傍目には分からない所がいたずらに好奇心を募らせる。

建物と建物の間には、雨でも濡れずに買い物できるようにという事なのか、ちゃんと天井部分が作られている。それも闇市らしくバラック建築で手作り感満載でやっちゃってるので、真横から眺めるとそれぞれ微妙に造りが違う。

中央市場全体では7組のバラック市場棟が3列で21戸、南側中央部分に組合棟の合計22戸の建物が整然と並んでいる形だ。その間の隙間は公衆便所だったり物置だったり自転車置き場だったり。

市場棟の横っ面の外壁はオーソドックスな造りをしているが、上部に小さく開かれた窓の部分はかなり見た目に老朽化した建物であることを匂わせている。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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