【千曲市】戸倉上山田温泉裏名物!巨大ホテル廃墟「信州観光ホテル」

信州最強の温泉郷だと当取材班が個人的に思っている長野県千曲市の「戸倉上山田温泉」…どうしても怪しげなイメージの場所しか思い浮かばない、昭和のドス黒さを今に残す温泉街ではあるが、一方で廃墟と化したホテルが放置され続けている場所もある。

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戸倉上山田温泉を見下ろす「城山」の麓に何やら巨大なホテルがそびえているのが見えた。戸倉上山田温泉に来て、あまり大規模な観光旅館がないよな…と思っていたので、さすがに一軒くらいはそういった場所もあるだろうと思い近づいてみると…

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だんだん様子がおかしいと気づき始めた。周囲とは一回り高い位置に建てられた大きなホテルの建物は、くすんだコンクリートと人っ気のなさを見るに、どう見ても廃墟だろうという佇まいを見せている。

かつてのホテルの駐車場だったと思われるスペースに出てホテルの全容を見ると、ここは巨大な廃墟である事を確信した。よく見ると周囲の木造家屋群もホテルの客室の一部となっていたようだが、窓ガラスも全て取り外されて寒々しい姿を晒していた。

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この巨大な廃墟の名は「信州観光ホテル」…まさに昭和の残滓とも言える威厳を留めたまま打ち棄てられてはや10年。温泉旅行ブームとその後の長野五輪の景気に湧いた後、運営会社が倒産し、いつの間にか廃墟と化していたという。

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信州観光ホテルが倒産したのは長野五輪景気を当て込んで過剰な増改築に資金を投入してしまった為と言われている。ここと同様に他でも長野五輪目当てに銀行に借り入れまでして過剰投資を行い、いざ五輪が終わってみると借金返済の目処が付かず倒産、というホテルが多数あったという。

景気がよかった頃にはこの駐車場にも何台もの観光バスが連なって儲け倒していたというから、栄枯盛衰とはまさにこの事を言うものだな、と。

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ホテルの外からも窓ガラスが取り外されたそれぞれの客室内部の様子が丸見えになっている。取り壊す資金もなく現在もずっと放置されたままだ。地元のヤンキーの溜まり場になっているらしく内部はスプレーで描かれた落書きで荒らされ放題という。

一部の廃墟マニアの皆様には「中部地方最強の温泉旅館の廃墟」と大評判。廃墟マニアの訪問が後を立たない。皮肉にも廃墟観光の目玉になってしまっているが、くれぐれも敷地への不法侵入は絶対に行わないで頂きたい。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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