【新潟市】政令指定都市新潟の表玄関の裏の顔!「新潟駅前」のすこぶる怪しい街並み(2012年)

東京から上越新幹線に乗って僅か2時間ちょい、かつての政界のドン・田中角栄先生の政治力で首都圏からの飛躍的な利便性を獲得した北国の米どころ新潟県の県庁所在地新潟市にやって参りました。

さてこの新潟市、東京からすぐ来れる割に観光的な何かが思いつかず今ひとつ来るきっかけを掴めずに居た訳だが、せっかく本州日本海側で唯一政令指定都市になれた新潟市に何があるのか分からんままいつまでもモヤモヤが晴れないのもいかんので、まあ何となくやってきたのだ。

新潟の玄関口であるJR新潟駅は古くからある地味な駅ビル。駅構内で新潟名物だという焼きそばの上にトマトソースがぶっかけられたイタリアンとやらを食したものの思いのほか油ギッシュな食い物で結局胃袋を重くしただけでせっかく訪れたというのにのっけからテンションが低い。ソウルフードというかジャンクフードの部類だろこれ。

毎度のごとく県庁所在地の駅が街外れにあるのは新潟でも一緒で、中心市街地である古町へはバスかタクシーで行く羽目になる。しかし徒歩圏内にも商店街が広がっていて「万代シテイ」と呼ばれる商業地区もあるので、今回は徒歩で回る事にする。

新潟駅前の真正面から伸びる東大通にはひと世代前の東京八重洲口みたいなオフィスビルが立ち並ぶ。古町はこっち方面だが、駅周辺で見たいものがあるので遠回りして行く事にする。

駅で食べたジャンクな新潟名物イタリアンを抱えた重い胃袋を引きずりながら新潟駅の東側の脇道に入っていく。八重洲口のひと世代前の街並みはどこへやら、さっき食ったイタリアンのようなジャンクな街並みが交番の向こうから見えてくるではありませんか。

交番の先の角にやたらオンボロな飲食店ビルが鎮座している。角にあるのはまあ普通の居酒屋な訳ですが「ポケットマネー・サラリーマン天国」などと貧乏臭いフレーズが店の赤い看板に刻まれている。大衆酒蔵天下一。のっけから味わい深い店だなあ。

どうやらこの辺は駅前飲んだくれオヤジゾーンとなっているらしい。この時点で八重洲口のイメージから大宮駅東口あたりまでランクが下がった。やはり新潟という土地はお上品にはいかないようだ。

そして大衆酒蔵天下一の隣には「個室ヌード ヘルス宇宙船」の看板。早速出やがりましたよ風俗店が。看板には悩ましげに行き交う男どもを見つめるかのような女性の写真。10000円ポッキリでしょうか。えー、ええー…

もう一ヶ所の角にも看板が。地味だけど書いてある内容は破廉恥でんな。こちらは料金表示が外されている。

強烈な磁力に引き寄せられるように個室ヌードがある側の路地へなだれ込む。この煤けっぷり。まかりなりにも政令指定都市の玄関口ですよ。やられました。

で、どうやらソッチ系の営業をしているのはこの路地裏の宇宙船が一隻だけでございましてジャンルはファッションヘルスになりますので、正直まあこれだけか、といった印象。しかし新潟駅前のピンクゾーンはこんなものではないというのは後で記す。

店先の看板も非常に古めかしい。これはアポロ11号が月面着陸していた頃の宇宙船かも知れませんな。相当ボロが来ていますね。

路地の曲がり角にはちょっとした小料理屋が怪しげな店構えで佇んでいる。土着臭きつすぎる。しかも看板には「すっぽんラーメン」と書かれていた。もしかしてお父さんが家庭に内緒で頑張る前に立ち寄る場所ですか。

さらにくすんだ店構えのとんかつ屋が一軒。ちょっと素人さんには手出ししづらそうな店が路地裏にひしめいている。

もともとこの建物自体いつからあるのか不明だが戦後の赤線地帯か何かだったのかも知れない。とにかく古臭いんだもん。周りは予備校やシティホテルのビルばかりになっていてこの場所だけ浮いている。

しばし濃密な路地の空気を深呼吸しつつ外へ出てきた。そのうち何かの拍子に再開発とかで取り壊されない勢いなので早めに見に来た方がいいと思う。

<追記>新潟駅前のこの胡散臭い一画は2017年に取り壊されてしまったようです。合掌。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。

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