沖縄の世界遺産・中城城跡に隣接する巨大廃墟「中城高原ホテル」がひどすぎる 

世界遺産指定されている琉球王国のグスク及び関連遺産群、それらを眺める観光旅行の一環で一般ピープルも訪れる機会があるかも知れない、中城村と北中城村の境にある「中城城跡」。

沖縄県 中城村

沖縄では「城」はグスクと読むのが一般的だが中城城跡は「なかぐすくじょうあと」と読むらしい。なんだかややこしい。普通に琉球のグスクを観光するだけなら別にこんなサイトで取り上げるまでもない場所だが、この中城城跡には裏世界遺産と呼んでも良い、巨大なホテルの廃墟が隣接している事であまりにも有名である。訪問目的はむしろそっちを見る方にあるのだ。

沖縄県 中城村

有名な首里城や玉陵などと同じように世界遺産指定されてはいるが、やはり少々外れた場所にあるせいかそんなに観光臭がしないのが中城城跡の特徴。どうやら公園整備事業の計画があるらしく土建屋さんの立派な看板が駐車場に横付けされている。

沖縄県 中城村

手書きの「世界遺産中城城跡 駐車場」の看板がどこか微笑ましい。中城城跡は広大な「中城城跡公園」の中にあり観覧料として大人300円が必要で、朝8時半から夕方5時(夏季6~9月は6時まで)までしか開けていない。

さらに問題の巨大ホテル廃墟も中城城跡公園内にある為、24時間いつでも見られる訳ではない。

沖縄県 中城村

公園内には今なお城郭の石組みが綺麗に残されている。14世紀後半頃に築かれたそうだが具体的な創始は明らかになっていないらしい。

沖縄県 中城村

間近に見るとかなりでかい石組み。日本のものというより南米あたりのインカ帝国の城跡みたいな風情がどこかしら漂う。

沖縄県 中城村

丘陵上に作られた城郭の姿はどこかしらマチュピチュ遺跡のようなものを連想させる。これでリャマとかアルパカとかが放牧されていたら完全に見分けが付かない…事もないか。

沖縄県 中城村

中城城跡が建つ高台の上から眺める風景は格別のものである。麓の中城村の集落やその先の海まで広々と見渡せて素敵。現状で下手に観光地化されていないのが良い。

沖縄県 中城村

…で、一番見たいはずの巨大ホテルの廃墟はこの城跡をどんどん潜りぬけた先に存在する。駐車場のある入口からは結構歩かなければならない。またしてもマチュピチュ遺跡を彷彿とさせる石組みのゲートが威圧感を醸しだす。

沖縄県 中城村

ゲートを潜ったその先は「一の郭」と呼ばれていた城跡。今まさに発掘調査が行われている最中で、ちょっと無駄にワクワクしてしまいそうである。

沖縄県 中城村

丁寧に掘り抜かれた地層の断面からは…なんと食器や土器らしき人工物の欠片が見えている。余計にワクワクしてしまう。一の郭には中城城の正殿があったそうだ。

沖縄県 中城村

そこを通り過ぎてずんずん歩いて行くと、ようやく城の出口へと至る。中城城跡公園の入口は逆側にあるが、ここがどうやら城の正門らしい。

沖縄県 中城村

その正門を出るとその先に中城高原ホテルという名前の巨大ホテル廃墟が姿を現す。いかにもな観光客はこの正門を出たらとっとと元の道を辿って帰るしかない訳だが、我々は遠慮無くこの先に進む。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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