【那覇市の昭和】那覇「竜宮通り社交街」と映画館グランドオリオン

那覇中心地の桜坂社交街の裏手、グランドオリオン通りを挟んだ隣から国際通りまでを結ぶ路地にも竜宮通りという社交街がある。ゆいレール牧志駅から国際通りに沿って歩くとすぐ左手に社交街の入口が顔を覗かせる。ここが那覇の街の表と裏の境目。

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ギラギラした土産物屋だらけの国際通りから一歩中に入ると突然うらびれた路地裏の風景が目に飛び込む。これが竜宮通り社交街。隣り合う桜坂社交街に目掛けてほぼ一本道にスナック街が伸びていて、桜坂社交街の延長線上にある盛り場となっている。

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グランドオリオン通りの裏手となっているだけあって、通りの名前となっている廃業した映画館「グランドオリオン」の建物の裏側が竜宮通りから見える。2002年9月に閉館してからそのまま放置されているらしい。

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その映画館の建物と向き合うようにある料理屋が那覇では有名な山羊料理の専門店「さかえ」。当然昼間なので店は開いていない。山羊肉各種が刺身や汁で色々食えるけど山羊の金玉の刺身まで食えたりするマニアックな店だ。

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以下、個人経営の小さなスナック街が通りの両側にひしめいている光景が見られる竜宮通り。毎晩呑んだくれて沈没してしまいそうな路地だ。それで沖縄から帰りたくなくなって年老いてしまい開けてびっくり玉手箱。だから竜宮通りなのかと勝手な妄想。

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桜坂社交街同様、昔は結構な盛り場だったらしいが今では通りのど真ん中に空き地の駐車場が出来てなんとも言えない風情が漂う。奥のオレンジ色の壁のでかい建物は映画館グランドオリオン。近年は那覇新都心にシネコンが完成して、中心市街地の映画館は事実上「桜坂劇場」一軒のみとなった。

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グランドオリオン通りとの間にも沢山スナックの店舗が続いている。やはり寂れた感じは否めないのだが。

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沖縄なのに何故か「うらわ」な居酒屋もあったりするし。店に入ったらレッズファンで埼玉の郷土料理でも出てくるのかここは。全然想像つきませんが。普通の居酒屋スナックなだけで埼玉関係ないみたいですけどね。

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グランドオリオン通りのある側もその大それた名前にそぐわない駐車場だらけの歯抜けな街並みを晒している。観光客だらけの国際通りと比べてこの落差は何なのかと。

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駐車場の向こうにも平屋建てのボロいスナックが何軒か並んでいる。その向こうは普通にマンション街だ。

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ふと衝動的に近くの路地に入ってしまった。マンションとか古い一軒家が密集している訳だが、その手前に空き地が広がっている。

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そこは案の定猫の楽園だった。那覇の市街地ほど野良猫が繁殖しまくっている場所を見た事がない。捨て猫ワースト記録毎年常連組の沖縄県は伊達じゃあない。

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野良猫同士の餌の奪い合いが熾烈な為に性格の気弱な猫さんは生存競争に負けましたと言わんばかりに貧相な顔立ちをしている。人間社会とそんなに変わりませんね。

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竜宮通りを直進するとまだまだスナック街は続いている。最終的にグランドオリオン通りと合流して、そこで終了。全長100メートルもない小規模な社交街である事がわかる。

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竜宮通り南側は路地の両脇に平屋建てスナック街が密集していてなかなか雰囲気的に良い感じである。大阪にゆかりのあるご主人が経営しているのだろうか、「カフェー道頓堀」なんて店があるんですけど。

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道頓堀もあれば「ニュー京都」という店もある。どっちかというと沖縄人は関西びいきな感じがする。

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竜宮通りの終端部、バラック酒場の横の壁には一面の絵。よくわかんないけどマイケルジャクソンですかこれ。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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