【珍地名】那覇市民の憩いの場「漫湖公園」に行ってきました

那覇市の南側、豊見城市と境界を接した一帯にラムサール条約で保護された干潟「漫湖」がある。

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漫湖…そこは湿地帯になっている…内地の人間にはとても口に出して読むのが憚られるその艶めかしい名前の湖の畔に、那覇市民の憩いの場である漫湖公園が広がっているのだ。

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那覇市中心地からも近く自然環境が豊富な漫湖には毎年沖縄各地から小学生が遠足にやってきて、漫湖の畔で写生大会を行うそうです…という古典的過ぎるネタはもういいが、漫湖公園と言えば、逃亡中の市橋達也被告も一時期ホームレス生活していた場所としても知られる。

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そんな話を事前に聞いていたので、漫湖公園はホームレスの多い公園なのではないかと勝手に想像しながらやってきたが、この辺は別にそんな感じでもなさそうだ。健康で精力の強そうな那覇市民な人々が漫湖の畔でマラソンに励んでいる。

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漫湖公園の中では恐らく高校野球と思われる一団が試合の真っ最中だった。さすが沖縄は高校野球熱が違う。どこの公園でも野球しかやってない。サッカーといった他の球技をプレイしている光景が全く見かけられないのだ。

傍らには高校野球を見守る女子軍団。普通に漫湖公園がどうとか日本語でしゃべっているので本土との言語感覚のギャップを楽しむしかないなここは。

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ひとまず初めて漫湖を訪れた時は、ちゃんとした案内看板があるので一読してみる事をお勧めする。ラムサール条約湿地である漫湖に年中どのような生き物が現れるか、自然環境の大切さを学びましょうね。

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漫湖は海面と殆ど同じ高さの干潟で海水と混ざり合う汽水域にある。年々都市化による生活排水の流入で環境汚染が問題化している事もあって、漫湖を大切に守っていつまでも綺麗なままにしようと環境保護の機運が高まってるようだ。

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こう見えても漫湖は結構広い。国場川下流に位置し、饒波川との合流地点に接しているので、国場川下流側から湖を見れば二股に別れる国場川と饒波川の上流が卵管のような形を、さらに全体的に見れば子宮のような形をしている。まさしくその名の通りの漫湖である。漫湖公園は広大な漫湖の北側一面だけに広がっている。

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日本本土ではほぼ間違いなく別の意味と受け取られてしまう言葉でも沖縄ではそうではないので、伏字なしの堂々たる漫湖が拝めるのである。ちなみに沖縄でその意味を表す言葉は「宝味(ホーミー)」である。

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そんな漫湖公園は近所の親父(ホームレス?)の溜まり場にもなっていた。飲む打つ買うが大好きなおじさん達も漫湖公園はさぞかし居心地が良いらしいですね。日常的に酒盛りが繰り返されているのだろうか、那覇市によって立てられた「飲酒禁止」の看板が嫌味ったらしい感じである。

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もちろん親父だけではなく近所の主婦や子供だって遊んでいる。みんなの漫湖公園である。人はみんな漫湖から生まれたのだから漫湖大好きなのは当然ですよね。

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沖縄でもホームレスが居て、漫湖公園や近くの奥武山公園、それに電波ホームレス小屋のある若狭海浜公園といった所に住所不定者が固まって暮らしている。この日はあまりホームレスの姿を見かける事もなかったのだが…

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公園の正面入口まで歩いてきたようだ。漫湖公園も端から端まで歩くと結構長いのでこのくらいにしておく。湿地帯としての漫湖がよく見えるのはこの公園ではなく、豊見城側にある漫湖水鳥湿地センターの方だ。そりゃ、漫湖はよく見えた方がいいですよね旦那さん。

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ああ、漫湖の畔に咲く南国の花の美しさよ。那覇の外れで見つけた癒される光景でございます。

ちなみに漫湖公園の近くにある「那覇市立古蔵中学校」の校歌でも「漫湖のほとり そびえたつ」と歌詞に記されており、同中学校出身の「MAX」のメンバー、LINAが高らかに校歌斉唱をしている姿がネット上で見られます。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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