ダスキン、一燈園、西田天香…激しく宗教的なテーマパーク「サンメッセ日南」 

宮崎県の日南海岸は昭和の時代に当時の皇太子夫妻(現天皇皇后両陛下)が旅行に訪れた事で全国的に有名な新婚旅行のメッカとなった場所で北は青島から南の都井岬までの長い区間に点在する景勝地の数々は今でも夏場を中心に観光客で賑わっている。

そんな日南海岸沿いに「サンメッセ日南」という観光施設がある。イースター島公認のモアイ像が置かれている日本唯一の施設として知られる場所で見た目は家族連ればかりでいかにも的なテーマパークでしかないのだが、ちょっと宗教の香りがする施設だと聞いてやってきた。

という訳でサンメッセ日南に入場。本来なら家族連れで来なければ浮いてしまいそうな場所な訳で、あまり気乗りはしないのだが、マスコットキャラのモアイも「みらいちゃん」「イキールくん」とどこか宗教がかったネーミングで首を傾げそうになるのだがこれは重要な伏線である。

前宮崎県知事の東国原英夫氏もこの施設内ではモアイ像になってしまっている訳ですが、ちょっと顔面がセンターに寄り過ぎてしまっている。

東国原前知事が居たり宮崎のローカルヒーロー「天尊降臨ヒムカイザー」が居たりしてまあ観光スポットらしい佇まい。サンメッセ日南を訪れる家族連れ観光客はみんなモアイを見て日南海岸を眺めて満足気に帰っていく。

園内はやたら広い上に日南海岸沿いの斜面に敷地が広がっているのでレンタルカートを借りて園内を巡る事を勧められる。歩きでもいいのだが時間が掛かりすぎて疲れるのも嫌だし真夏の宮崎における直射日光をなめると大変な事になるので素直にお金を払って楽なカートを借りましょう。

カートに乗って園内の奥まで進んでいくとかなりの高低差がある事に気付くだろう。目の前には日南海岸から見渡せる太平洋が広がる。いやあ絶景ですねえ。…と観光客的にはここで満足するのだろうが、我々はここでは話を終わらせない。

園内のてっぺんまで登ると「地球感謝の鐘」なるモニュメントが置かれているのだが、やはりどこかしら宗教の香りが漂う訳で、なんだろうなあと思いながらカートを降りて近づいてみる。

うん、素晴らしく宗教的なデザイン。多分宇宙と地球を示したオブジェだと思うんですが…

傍らにある案内板には「地球への感謝を込めて18の教団が心をひとつにして建立し、国内外それぞれトップの人達のメッセージをパネルで展示しています」と書かれている。18の教団…やはり宗教団体が絡んでいるようである。

つまりこのメロンパンのような形に区切られた半円形の柱に宗教家のメッセージが刻まれているという事である。

柱の一つ一つを見ると…おお、ありましたよ宗教家のメッセージが。「不二の光明によりて新生し許されて生きん」この文はこのサンメッセ日南を開設した新宗教団体「一燈園」の開祖、西田天香氏のものである。さっきからやたら宗教的なのはそれもそのはず。宗教っぽいというより、宗教施設そのものだった。

他にも立正佼成会の庭野日敬開祖や大阪四天王寺、金光教泉尾教会、池上本門寺、キリスト教、ユダヤ教、イスラム世界連盟、バリのヒンドゥー教などなど、錚々たる宗教家の言葉が刻まれた、有り難すぎて涙が止まらない空間となっている。

ちなみにお馴染みの宗教団体と言えば創価学会や幸福の科学はないものか見回したけど、やっぱりありませんでした。まあ、最初からあるはずもないか。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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