ダスキン、一燈園、西田天香…激しく宗教的なテーマパーク「サンメッセ日南」 

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宮崎県日南市の観光名所「サンメッセ日南」が物凄く宗教的で香ばしいと聞いていたので半信半疑のままやってきた訳ですが、想像以上に宗教色満載で興奮が止まりません。大の大人がこんなテーマパークに来て…と最初は乗り気ではなかったが「地球感謝の鐘」ですっかり世界中の宗教家のパワーをもらってしまい俄然テンションが上がってしまった我々取材班。宗教の力って凄いね!今なら悟りが開けそうな気がするよ。

海抜120メートルとあるように道理で眺めがいい訳である。もともとこの土地も新宗教団体一燈園が所持していたもので馬の放牧が行われていたりしたようだが、15年少し前から現在のような観光名所になっている。

海を眺める7人の像。何故か一体ずつレインボーカラー。眺めの良い高台にはこのようなモニュメントが多数あり、何らかの宗教的メッセージを発している。

ここと訪れる観光客は何ら小難しい事など考えず呑気に過ごしているようだが、サンメッセ日南の正体は「宗教テーマパーク」なのである。そういう目で見るとここが珍スポットとして価値の高い場所である事が理解頂けるであろう。

なお園内には一燈園の創設者西田天香氏を紹介する「西田天香記念館」もある。観光客が非常に多い施設だが、ここは皆さん何故か敬遠されており誰も居ません。モアイ像じゃなくて、ここが本当のサンメッセ日南の肝なのに。

さすがにここまでの話となると頭の弱い我々には理解が出来ない領域になる訳ですが…お光という概念はもしかすると真光系諸教団と関係があるのだろうか。

ちなみにこの一燈園という団体は宗教法人を持たず、他宗教との掛け持ちも禁じていない。京都市山科区に本部があり、京都と滋賀を中心に学校などを周り無償で便所掃除などをする奉仕活動をしている。創設者の西田天香氏も滋賀県長浜市出身である。

西田天香氏に師事していた鈴木清一氏が創業者である超有名な企業として衛生用品レンタルサービスで国内を代表する株式会社ダスキンがある。給料を「お下がり」、ボーナスを「ご供養」と称している独特さもまた宗教的であるが、そもそも起業の発端も一燈園の教義に基づいているし、ダスキンの社員研修で一燈園の施設を訪れる事もあるという。

なお、このサンメッセ日南は西田天香氏の遺志により1996年に造られた施設で、その前年には地下鉄サリン事件があった。オウム真理教が起こした犯罪の数々が世間を震撼させ、「宗教」というものに世間が疑念の目を向けた時期だった。

この施設を作り上げた一燈園としてはやはり宗教家の一員としてメッセージを発したい思いがあったのだろうか。モアイ像は日南海岸の観光の目玉である事に加えて平和のシンボルとしてこの地に建てられているのだ。いやはや、とても深い事情があるんですねえ。

7体のモアイ像には仕事運やら恋愛運やら金運やら色々とジンクスがあるらしい。いたってパワースポット的なノリですな。「モ」は未来、「アイ」は生きる、未来に生きるというメッセージも凄く宗教的。札幌の真駒内滝野霊園にも同じ事書いてたな。

ちなみに「サンメッセ日南」のモアイ像はイースター島の長老から正式に許可を得た日本唯一のものという話だが、本場イースター島のモアイ修復に無償協力した高松市のクレーン車製造メーカーである株式会社タダノの創業者が一燈園と関係があった事から実現したそうだ。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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