神風特攻隊がいた基地の街「鹿屋」の新天街通りと激寂れな中心市街地を歩く 

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鹿屋市 鹿屋

国道から交差して伸びる「サンロード仲町」アーケード街。大隅半島でアーケードのある商店街ってここくらいか?にんべんのついた「仲町」という地名は割と関東に多い気がするんですが、地名は「鹿屋市本町」です。

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サンロード仲町のアーケードは歩道部分だけについているので全蓋式というやつではありません。飲食店が多く盛り場的風情が強い。さすが自衛隊の街だけあって人口規模に反してこのジャンルのお店は豊富にある。まあ、空きテナントも多いんですが…

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しかし鹿屋の本領発揮はここから。サンロード仲町から脇道に入ると飲んだくれ御用達の小料理屋やスナックがこれでもかと密集するオツな風景が現れるのだ。

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国道269号から肝属川沿いの間の一帯に飲食街が開けていて、さっきまでの商店街の絶望的な寂れっぷりとは裏腹に随分雰囲気が賑やかである。

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鹿児島県というのは街や人口規模の割には遊郭・赤線といったジャンルの話は甲突町(沖の村)以外はてんで耳にしないのだが、鹿屋くらいの大きな街ならそういうのが歴史的にあってもおかしくないように思える。実際の所どうなんでしょう。鹿屋は青木町がそうだったと聞くが、現存しない地名である。

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ここは鹿児島県だが、なんだか沖縄の路地裏飲食街でよく見かけるような外観の飲食店もあり。南に行けば行くほど街並みも何だかラフな感じになっていく気がする。

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「ナイスデイナイス」の角の路地裏風景もナイスですね~(By村西とおる)

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鹿屋の路地裏飲食街で食えたであろう「まごころの貝汁」とやらも今では味わう事も出来ないこの寂しさよ。店の看板に「貸店舗」と書かれた紙がベタッと貼り付けられている。

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見るからに潰れた店が多い気がする鹿屋の飲み屋街、このように「閉店のお知らせ」を玄関に貼ったスナックもあって、景気は決して宜しくはない事だけは確かだ。

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狭小建築ならではの生活の知恵。扉の上側が切り取られた玄関ポスト。
「郵便物は上のあき口から中に押しなげこんで下さい 風で吹きとびますので」

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しまいにはこのような元市場的な屋根付き路地まであるというポテンシャルの高さ。オラわくわくしてきたぞ。産直かごしま黒豚が食べたい。

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中に入ると期待通りの景色が拝める。オツでたまりませんが昼間はどこの店も開けてません。産直かごしま黒豚もおあずけである。

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ようちゃん!久しぶり、こんな所に居たの?!(意味不明)

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残念ながら鹿屋は「たまたま通りがかっただけ」なので夜の風景は見られずに終わっている。新幹線開業効果でストロー現象が加速しつつあるのだろうか。鹿児島市一人勝ちといった感じで、同じ鹿児島でも薩摩と大隅で格差が生じているような。

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こちらも空きテナントだらけで貸店舗の応募広告も味わい深い。「昔の市場を再現してみませんか?」ときたもんだ。店の区画は2m×5mと小ぶりなのが良い。観光客が来るような要素は皆無ですが。

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中でもキョーレツなのが肝属川寄りの鹿児島銀行駐車場角にそびえる三階建ての雑居ビル。1階には処方箋薬局なんかがあったりするのだが、どうも営業してなさそう。それよりも蔦まみれの建物全体が廃墟と化している。

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ビルに入居する飲食店は軒並み潰れていて、さらに中央部から伸びる階段の先も…どう見ても廃墟です。これも中に入ろうと思えばいくらでも入れてしまい防犯上宜しくない。ビルの所有者も建物を解体する気力すらないらしい。

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…という訳で大隅半島最大の都会だった「鹿屋市本町」はなかなかの廃墟タウンっぷりが凄まじい街でありました。しかしまだまだ見どころがあるので最後までお付き合い頂きたい。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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