沖縄のアメリカ・嘉手納ロータリー周辺 (1)

ただでさえ米軍基地だらけの沖縄本島中部の街でも、普天間と並んで巨大な面積を誇りアジア極東最大の米軍基地である嘉手納空軍基地を擁する中頭郡嘉手納町を訪れた。
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この嘉手納町は面積の83%が米軍基地で、残る狭い土地に約14000人近くが暮らしているという異様な街だ。嘉手納空軍基地の敷地はこの嘉手納町だけに収まらず隣接する北谷町や沖縄市にも跨っている。米軍基地の存在があるために街の移動は基地を避けて遠回りせざるを得ない。


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街のシンボルである巨大ロータリーの周囲に町役場や警察署、中心市街地がひと固まりになっている。それこそ歩ける範囲が嘉手納の中心市街地の全てであるとも言える。
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町役場や警察署から国道58号を挟んだすぐ向かいが米軍基地になる訳だが、その反対側には米軍払い下げ品を並べる古物商など変な店が点在していて非常に目を引く。
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店の周辺にロケットなんぞをぶっ建てている「永井古物商」の店舗。古い琉球家屋がベースだがアメリカ国旗がのっけから掲げられている。
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まさに「米軍基地の街」をこれ以上強く表現するような物件はないであろう。狭い店内には米軍の装備品やマニアックなグッズがドンキホーテもびっくりの圧縮陳列っぷりで販売されている。
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他にも何軒か米軍払い下げ品を売る店があるようで、警察署やら町役場の真向かいにしてはやたら物騒な光景を楽しむ事が出来る。平和憲法ってなにそれ美味しいの?
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良くも悪くも沖縄本島中部を訪れると「基地の街」の現実を嫌という程思い知る事が出来る。
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戦後65年間、アメリカはこの島を軍事の要として利用してきたが、その歴史や文化は複雑な形で沖縄という土地にしっかりと絡みついている。
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そして謎のドラえもんもどきまで…これはどのような軍事目的で使われるのでしょうか、偉い人教えて下さい。
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そんな香ばしい物件を横目に眺めながら嘉手納の街のシンボルである巨大ロータリー前まで歩いて行く。
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途中のファミリーマート、やはり米軍基地の街だけあって駐車場の注意書きも英語併記。
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嘉手納ロータリーは戦後米軍によって整備された直径約160メートル、内部が野球場程の大きさがあったという日本最大のロータリーだったが、近年再開発され道路も付け替えられて、ロータリーの機能は失われている。
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そんなロータリーの周囲は綺麗に再開発ビルが出来上がっていて何とも風情のない町並みに変貌していた。
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ロータリーの外側部分は一部古い店舗が残っている。戦後の嘉手納町はこのロータリーが街の中心で、今もそれは変わっていない。だがやはり寂れた感じは否めない。
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嘉手納ロータリーに面するホカ弁屋の店名はその名も「ロータリー弁当」。まったくもって何のひねりもない店の名前に笑ってしまった。

米軍基地の現場から―普天間 嘉手納 厚木 横須賀 佐世保...
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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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