【仙台市】杜の都仙台の繁華街・国分町にそびえるゴージャス建築「凱旋門ビル」

東北地方最大の歓楽街である仙台市国分町。夜の街だからこそ華やからしさを求めるものだが、数ある飲食店ビルの中には奇抜すぎてぶっ飛んだ珍建築ビルも存在している。

その代表格とも言えるのが、その名も「凱旋門ビル」。本当にビルの入口が凱旋門になっちゃっているのだ。国分町通りから西に入った国分町交番の斜向かいにある。

ここも場所柄だけあって例外なくお水系の店ばかりが入るレジャービルとなっている訳だが、空き店舗の欄にはフランス国旗の青、白、赤のラインが引かれている。建物を見る限りバブル期のイケイケドンドンのノリで建てたものだろうと想像できる。

本物の凱旋門同様、浮き彫りの壁画が左右に埋め込まれていて、とことんリアリティを追求しまくっている。3分の1のサイズとはいえ、間近に見るとかなり大きい。

右側の自販機と比べると大きさの感覚が大体分かりやすいだろう。壁画は高さ3メートル半、幅2メートル近くはあるだろう。この壁画2つを作るだけでもどれだけ金を使ったんだ。

凱旋門ビルの写真だけ撮って「フランス行ってきた」と嘘をついても恐らくバレないはずだろう。アリバイ作りにも一役買いそうでよかったですね。

外観のド派手さもさることながら、凱旋門ビルの中もかなりギラギラとしまくっている。場所柄昼間は殆どの店も開いておらず閑散としているので雰囲気が分かりづらいが、夜にまた一度訪ねてみたいものだ。

ご丁寧にもビルの入口付近に凱旋門ビルの設立経緯について記された石碑があった。太陽観光開発という会社と社長の名前が添えられている。

当凱旋門ビルの凱旋門の部分はナポレオンの功績を記念したパリのエトワール広場にある有名な凱旋門の三分の一の大きさであります。右の柱にはルート作の義勇兵の出征、左の柱にはコルトー作の「凱旋」が浮き彫りにしてありますが、凱旋門ビルはそれを再現したものであります

凱旋門ビルの向かいは公園整備工事中で立ち入り出来ない状態になっていたが、その手前には国分町周辺の飲食店案内図が貼られている。ビルの店舗名が羅列されていて、見るからに異様である。

この地図を見る限り国分町通と定禅寺通に囲まれた一帯はビルしかないと言う事か。これだけの店舗名を限られたスペースに詰め込むのも大変だろうな。それで看板が3枚になっているわけか。

凱旋門ビルだけではなく他のビルもどこかしら作りが奇妙でいちいち目に留まってしまう。伊達に東北最大の歓楽街と言われている訳ではあるまい。

凱旋門ビルの裏側の路地に入ると、これまた豪華絢爛なギリシャ神殿風の柱が飾られたキャバクラビルがそびえていて笑える。

その向かいには通りがかる歩行者を見下ろすかのように佇む天使がいました。仙台人はそんなに派手好きなんだろうか…やけに洋風仕様ばかりなのが特徴的な仙台国分町のビル街でした。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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