公衆便所を占領して落書きアートで覆い尽くす!那覇波の上ビーチの電波ホームレス小屋 (全3ページ)

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※この物件は2013年訪問時には既に撤去されていたのを確認済。現在は見る事はできません。あしからず。写真は2011年当時のものです。

那覇市若狭、波の上ビーチやその向かいの場末感が物凄い古いホテル街に隣接する若狭海浜公園の一角にとんでもないホームレス小屋を見つけてしまった。

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それは公園の公衆便所に寄り添うように集められたガラクタやブルーテント等で作られた意味不明な造形物。ホームレスの住居なのだが、これだけカオスで独創的なものは未だかつて目にした事はない。

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ランダムな形状に切り抜かれた穴だらけのブルーテントをベースにそこらで拾い集めたガラクタを好き勝手に飾っているような感じ。その中央部には掛け時計。周囲には言葉にならない言葉が散りばめられている。

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貼りつけられた板切れに書かれた言葉は意味を成さない支離滅裂さ。この電波っぷりは尋常ではない。インパクトはともかく意味の分からなさは東京・大田区の羽田大鳥居電波住宅を超える。

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見れば見るほどますます訳が分からなくなってくる。ガラクタ造形物の数々は全て蜘蛛の糸のように絡め取られて一つの集合体となって見る者に迫り来る。創造主個人のお気に入りだろうか「愛情物語」ってなんだよ。

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物凄い勢いで思いついたキーワードが散在しているので何が書かれているのか一つ一つ見て回っても、創造主の意図するものが何か全く掴むことができない。

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どうやらこの落書きの主は吉永小百合も好きらしい。傍らのポールには「世界人類が平和になりますように」じゃなくて「交通安全第一 石原裕次郎」などと書かれていてまたしても意味不明。大体の年代が思い浮かびますな。

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頑なに人の立ち入りを拒んでいるようにも見えるこの怪しげなホームレステントと電波落書きの数々。物言わぬ結界となって見る者に威圧感を与える。

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少し遠巻きに見ると手前の植え込みの土台部分のレンガ壁にも無数の文言が刻み込まれている。やはり自分のテリトリーを主張しているのだろうか。何やら近づく事すら躊躇われる気配を感じる。

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我々取材班は波の上ビーチやホテル街の取材を終えた後、小用を催して近所の公園で済まそうと考えていただけだったのに、たまたま向かった公衆便所がこんな凄い事になっていたのですっかり本来の用事を忘れてしまった。

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恐る恐る公衆便所へと近づく。確実に創造主のテリトリーの中心に近付いている。廃棄されたバイクを支柱にまたしてもガラクタ造形物が継ぎ接ぎされている。室内用のソフトマットがアーティスティックに切り抜かれて、まるで芸術作品のような格好になっている。

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トイレの周囲が創造主の独壇場、パラダイス、表現の場になっていた。真ん中に大きな丸い穴の開いた旗は何を意味するのか…そしてその周りに書きこまれた無数の言葉にならない文言に目がついた。

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「トマト」「カラス」「JFA」「OKINAWA」「ロンドン」「ブラジル」「ガンバレー」「ベトベン」「宗八」「トヨタ」「ギャラン」「ランサ」「三菱」「GARA」(全文解読不能、原文ママ)

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「ダイコン」「ダイズ」「マグロステーキ」「ミイバイ」「三枝肉」「那ハ商」「カナダかの手紙」「平尾」「かりゆし」「アイスクリーム」「天んぷら」(全文解読不能、原文ママ)

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完全に電波落書きと造形物に占領されきった公衆便所の周囲を反時計回りに回るとその奥が創造主の館となっている。何やらラジオの音も聞こえるし人が住んでいるのは明らか。

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さらにブルーテントに刻まれた文言には、創造主の旅行歴なのか地名と回数だけが淡々と刻まれていた。

「五八四回行った TOKYO東京 KOYOTO京都 大阪OSAKA 神戸港KOBA 横浜YOKOHAMA FUKOKA福岡 HIROSMA広島 TOHOK東北 九洲 名古屋 全国ガンバレー」(全文解読不能、原文ママ)

旅行好きであるには間違いないらしい謎のホームレスが創造主の電波ゾーンをまだまだじっくり見物していくことにする。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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