絶滅危惧種ヤンバルクイナに会いに沖縄本島最北端「国頭村」に行ってきたらこうなった (全3ページ)

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我々取材班、今回の沖縄旅行では沖縄本島の最北端に位置する国頭郡国頭村まで足を運んだ。「山原」と呼ばれる手付かずの密林が未だに村の大部分を占める、沖縄本島最強の秘境地帯な訳だが、那覇からは優に100キロ以上、名護市街地からも30キロ以上も離れている。

沖縄県 国頭村

国頭村の入口にあたる奥間地区の国道58号沿いには「沖縄本島最北端」のファミリーマートの店舗がある。この先はマジで秘境地帯なので食料の補給はここで行わないと後が怖い。日本全国探してもファミリーマートに顔ハメ看板がついているような場所はここくらいしかないような気がする。

沖縄県 国頭村

ファミリーマートに隣接して建つ「道の駅ゆいゆい国頭」。何故か重量挙げ選手となったマッチョなヤンバルクイナが目印。やはり「沖縄本島最北端」の道の駅である。この先は国頭村の中心である辺土名地区を過ぎるとマジで何も無くなる。

沖縄県 国頭村

そこからひたすら国道58号を北上していくと、沖縄本島最北端の辺戸岬へ辿り着く。まさしくここが最果て。駐車場には申し訳程度に食堂やら屋台料理やら自販機コーナーがあるが、観光客の数はさすがに少ない。

沖縄県 国頭村

看板にも「沖縄島最北端の地」とある。山原のジャングルを縫うように走る唯一のドライブルートを辿った末に着いた辺戸岬で車に酔って反吐が出そうだが、辺戸は「へど」と読むのである。

沖縄県 国頭村

最北端の地はカルストでワイルドな岩肌が露出する一帯だが遊歩道がちゃんと整備されていて観光客にも優しい。ちなみにこの近くには金剛石林山という観光施設があって、日本唯一の熱帯カルストとして独特の奇岩群が見られる。

沖縄県 国頭村

ゴツゴツした岩があちらこちらから生えていて歩きづらいが、岩の上に小さく拝所が作られている箇所もある。地元民の信仰をひっそりと受けているのだろうか。

沖縄県 国頭村

最果ての地である辺戸岬には様々なモニュメントや石碑がここぞとばかりに置かれている。「琉球鐘鬼門」とだけ書かれた謎の石碑。風水に関係しているのか宗教的な意味合いがあるのか、よくわかんないですが。

沖縄県 国頭村

その近くにでかい鳩のような像があるのだが、台座のプレートには掠れて読みづらくなっているものの「ヨロン島・国頭村友好のきずな」と書かれているのが見える。ヨロン島とは言うまでもなく鹿児島県奄美地方の与論島の事だ。つまり沖縄が日本に返還される前まではここが「国境」だった。辺戸岬から25キロしか離れておらず、晴れた日には島影が見える。

沖縄県 国頭村

米軍統治下にあった頃は事ある毎にこの場所で本土復帰祈願を行っていたそうだ。毎年、沖縄本島と与論島との間の海上で双方の住民同士の交流集会も行われていたらしい。それはいいが、この「世界人類が平和でありますように」のピースポール、どこにでもあるよな。ちなみに宗教法人白光真宏会の関連団体が設置しているものです。

沖縄県 国頭村

辺戸岬の突端になおさら観光客が集まっている場所がある。その中心には、ひときわ大きく目立つ石碑が。

沖縄県 国頭村

その石碑には「祖国復帰闘争碑」とある。なんだか物々しさを感じさせる。確かに戦後30年近く、この沖縄という土地は米軍の下にあったのだ。1972年の本土復帰後、この石碑が建てられた。

沖縄県 国頭村

台座の部分に貼り付けられた碑文が、物凄く熱い。鉄の暴風と呼ばれた沖縄戦を体験した後の米軍統治を乗り越えて、祖国復帰が実現してもなお決意を新たにする住民の意思がそこには刻まれている。

沖縄県 国頭村

石碑の後ろにももう一つ、拝所が置かれていた。その昔この場所から本土復帰を日夜願っていたのだろうか。琉球と大和、文化の根っこは違えど沖縄もまた日本の一部である事を感じさせる場所だ。

沖縄県 国頭村

辺戸岬のある沖縄はその願いは果たされたが、ロシアに奪われた北方領土を望む北海道最北端の納沙布岬は未だに本土復帰の願いが果たされていない。

与論島が見える方向に海を眺めるも、天気が微妙だったので島影すら確認出来なかった。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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