絶滅危惧種ヤンバルクイナに会いに沖縄本島最北端「国頭村」に行ってきたらこうなった

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沖縄本島最北端の辺戸岬からすぐ近くに、ヤンバルクイナの形をした変な展望台があるというので、ついでに見に行く事にした。本島北部の山原エリアは超絶な僻地に加え手付かずの自然が残る場所で、特に絶滅危惧種のヤンバルクイナの保護には地域を挙げて熱を入れている。

沖縄県 国頭村

そんな村人のヤンバルクイナへの偏愛っぷりを丸出しに作られたかのような「ヤンバルクイナ展望台」は辺戸岬近くの宇佐浜ビーチが見える高台にデデーンと鎮座している。どう見てもヤンバルクイナです。本当にありがとうございました。

沖縄県 国頭村

ヤンバルクイナ展望台まで向かうには一度宇佐浜ビーチまで降りて再度高台を登る事になる。車だとかなりの急斜面ですれ違い困難な道を辿るため、運転に自信がなければ麓に車を停めて歩いて行く方が良い。付近は墓地が並んでいて、ちょっと異様な雰囲気だ。

沖縄県 国頭村

山原の道をドライブしていると何箇所にも渡ってヤンバルクイナのイラストが書かれた看板があり、車で轢き殺すなと注意を呼びかけているのだが、5月~7月くらいの繁殖期を除けば滅多に現物を見られるものではない。この展望台を見て「ヤンバルクイナを見た」事にしておこう。

沖縄県 国頭村

展望台の真下に申し訳程度の駐車場があるのでそこに車を停めて階段を上がると展望台まですぐだ。

沖縄県 国頭村

階段を上がり切ると真正面に展望台の建物が現れる。いざ実物を見てみると3階建てとなっていて意外にでかい。

沖縄県 国頭村

木の幹をあしらった階段室が横付けされていて、隣にはヤンバルクイナのケツが見える。羽根の一枚一枚や足の質感までがかなりリアルに再現されていて凄い。地元民のヤンバルクイナへのただならぬ愛を感じずにいられるか。

沖縄県 国頭村

ヤンバルクイナの本物は全長30センチくらいの小さな鳥だが、展望台になったヤンバルクイナの足はまるで恐竜のそれだ。踏み付けられたら殺されそう。何者に壊されたのか爪が一部欠けていた。

沖縄県 国頭村

巨大で真っ赤な足の質感も恐竜そのもの。最果ての土地じゃ他にやる事がないし無駄にリアルさを追求して頑張っちゃう罠。辺戸岬周辺にはこの展望台と金剛石林山くらいしか観光施設っぽい場所がない。むしろ何も無い事が観光資源と捉えよう。

沖縄県 国頭村

道端で見かける看板には随分可愛らしく描かれているクイナちゃんだが巨大化するとやっぱり怖いです。呪い殺されそうな獰猛な目付きをしております。

沖縄県 国頭村

正面から見たらこの通り、ちょうど胸のあたりが開口部になっていてそこが展望台らしい。高さが11.5メートルあるので、そりゃ遠くからでもヤンバルクイナだと視認出来るはずだ。

沖縄県 国頭村

そんな展望台の上に登って景色を拝むと眼下に宇佐浜ビーチと辺戸岬などを望む事が出来る。生憎の天気なのがちと残念。ここは沖縄の最果て、他には何もない土地。嫌になるまで海を眺めるしかなく現実逃避には最高の場所である。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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