山陰の商都・米子の盛り場「朝日町」のごちゃっとした街並み (2)

山陰屈指の歓楽街である米子市朝日町にやってきた我々取材班。車も通れないような狭い路地にスナック街がひしめく光景に俄然テンションが上がっております。

先程は朝日町のメインストリートを攻めたが次は最初の四つ角に戻って横方向の路地に入る事にする。さっきはいかにもな居酒屋が多かったけど、こっちの方が渋い店構えのスナックが随分目立ちます。



そこからすぐ左手のこれまた細い路地に足を踏み入れてみる。さっきのメインストリートの一本西側に並行してスナック街が奥へ続いているのだ。路地裏の焼肉屋は異常にいい匂いがする。食欲に駆られるが探索が先だ。

先程までとは打って変わって雰囲気が濃密になる。もはや車の出入りは不可能な細道である。そんな場所にあるスナックの名前が「路」。凄くいいですね。

米子住みの酔っぱらいオヤジが毎日入り浸るスナック街の通い慣れた裏道といった所か。酒瓶を持ったオヤジのレリーフがこれまた渋いスナックの看板。

当取材班も散策の参考にさせて頂いている「古今東西風俗散歩」様によるとこの路地裏横丁は安来節の功労者の森山さんの実家が近くにあるとやらで森山小路と呼ばれているらしい。

昔は肩を触れ合うのも気を使う程の繁盛ぶりだっただろう、この店舗の密集具合は凄い。人口最小の鳥取県でも盛り場だけは豪勢だったようだ。しかし例によってここも人通りが少ない…

「山陰の大阪」と呼ばれた街も今や郊外型店舗やイオンモールに食われて繁華街も風前の灯火。朝日町の呑んだくれ横丁も廃屋が目立つ。まあなんとも侘しい路地裏の盛り場なり。

スナックビルも空き店舗だらけでビルごと廃墟になってしまった例。地元DQNの落書きキャンバスと化しているビルの玄関口はロープが何重にも張り巡らされ人の立ち入りを拒んでいた。

看板がぶっ壊れたままの廃スナック店舗。玄関ドアに提げられていたのは定休日と書かれたプレート…ではなくはゴミの不法投棄厳禁の注意書き。それはいいがスナックの名前に「つけもの」ですか…

路地の端まで歩くとこんな感じ。奥に行けば行く程、廃墟化したスナックや廃屋が増えてくる。枯れかけの徒花を見るのもまた良し。

結局どの店で飲むのよ、このわがまま、と言わんばかりである。どうも歩いていて気になった一画があったので一旦来た道を戻ってみる。

どうにも煤けた街並みばかりが目立つが、こちらは随分立派に花街らしい古い店構えを残す「酒処稲田屋」。地元では有名店らしい。

で、この稲田屋自体は別に普通の居酒屋で何も突っ込む所がないのだが、その近くにこんなややこしい路地が伸びているのが見える。その向こうにもスナックの玄関扉らしきものが見えるのが分かるはずだ。ここは一体…

己の直感を信じて路地に入り込むと…ビンゴだ。まさに路地裏のさらに路地裏といった場所。秘密基地でもやってるんかいなと言いたくなる光景だがスナック店舗と思しきものはどう見ても廃屋だった。

さらにそこから右に折れて路地が連なっていた。ちょっとここから先は盛り場というかスラム街の裏庭みたいな雰囲気になっている。さすがに酔っぱらいが迷い込むには無理がありそうな場所だろう。

そしてこの奥まった路地には淀んだ空気に加えて近所中の汲み取りトイレから放たれる濃厚な臭気が染みて凄まじい悪臭が鼻をつくのだ。ションベン横丁どころかウンコ横丁だ。米子市は下水道普及率が6割程度らしくこのへんは未普及ゾーンかも知れん。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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