【栃木県が生産日本一】那須町にある「大○博物館」を訪れた

日本を含めて世界各国では所持自体で違法になってしまう植物がある。「アサ」である。世界中で今なお合法化運動がアツい問題だが、栃木県は実のところアサの生産量が日本一という、あまり知られていないデータがある。厳密にはトチギシロと呼ばれる品種のアサ(野州麻)の生産である。

薬効成分を含むアサの葉の所持は日本では違法なのだが、それ以外の茎とか種といったものは対象外。アサは古来から日本では馴染みの深い植物で、茎は神社のお札や繊維素材として沢山使われているし、種は発芽しないように加熱すれば良く、七味唐辛子にも入っている。

意外に身近な植物であるアサだが、これほど誤解や偏見を与えられた植物は他に存在しない。アサの日本一の生産地でもある栃木県において、アサの何たるかについてPRしつつ、アサ製品の数々を販売している施設が那須町にある「大◯博物館」。

この商店の名前を伏字にしないとマズイようで心苦しいがご勘弁頂きたい。それだけ復権への道ははるかに遠い証左でもあろう。

本当は栃木産アサの普及活動の為に頑張ってる非常に真面目な店なのだが、店の入口からしてヤバイ。明らかに狙ってるだろ。お馴染み葉っぱのマークが堂々と看板に示されているんだもの。

博物館と名乗っているが、このログハウス風の建物を見て分かるようにちょっとした売店のような風情がある。当たり前だが葉っぱは売ってないので誤解しないように。ってか誤解するなという方が難しいが。

ここにもご立派な葉っぱのマークが…もう笑うしかないな。成分のあるガチな葉っぱが見られる訳でもないので注意されたし。ちなみに東京・小平市の東京都薬用植物園に行けば厳重に金網で囲われた状態で本物の葉っぱが見られるので、そちらもどうぞ。

外観のヤバさはやはり「つかみ」だったのか、店内はオシャレでナチュラルな感じに仕上がっていていやらしい感じはしない。パッと見の印象ではね。

アサ製品の帽子やマフラーなども物凄くナチュラルですね。いわゆる森ガール的なセンスだろうか。よくありがちなヒッピーな感じじゃないよね。

その他アクセサリーやTシャツなども多数揃えておられます。すべて手作りなのか知らんが結構お高い。でもここでしか手に入らない品物の数々。

それでもよく見たら店内各所にあの葉っぱのマークがあったりして苦笑い。アサ製品の販売に限らず店内にはトチギシロの生産に関する説明などが書かれたボードがあって、読むだけで勉強になりますよ。

そんなボードの内容を一生懸命読んでいたら店番をしていたお姉さんにもアツく説明されてしまいました。アサへの誤解を無くす事が店の役目であるとも言っていた。この店内を見ているだけだと、そんな風には思えず笑ってしまうのだが…

実際にアサが栽培されているのは栃木県内でも鹿沼の山側の集落で、何軒かの農家が今でも許可を得た上で栽培を続けている。ただ薬効成分を殆ど除去した品種改良を加えている為、もし葉っぱ欲しさに来ても全くの無駄だという。

葉っぱは当然の事、トチギシロの種子ですら栃木県外への持ち出しを禁止されている。

で、結局記念に買ったのがこのステッカー…これも誤解されるだけにしか思えないのだがウケ狙いにしてもブラック過ぎて、どう反応していいのやら。郵便封筒の封にでも使えば貴方も人気者間違いなし。つーか友達減りそうだな。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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