イオン・ジャスコ岡田屋発祥の地!近鉄四日市駅前の商店街とレトロで寂れた街並み 

<1ページ目を読む

諏訪神社に近いすずらん通りの辺りに出てきた。駅前のパチンコ屋だらけの情けない街並みとは打って変わって、こちらは昔からの飲食街が数多く残るレトロな一画になっている。

やはりシャッターが降りたままの古い商店が目立つが喫茶店や散髪屋などがちらほら店を開けている。アーケードの屋根は安っぽい波トタン板で、そこから漏れる光が商店街全体をほのかに赤っぽく染めている。

そんなすずらん通りに出ているスナックの看板がこれまた渋い。「四馬路」でスマロと読ませるそのセンス。なんかアチラの方っぽいよな…半島じゃなくて大陸の方でしたね。

スナックの看板に誘われて路地に入ると、そこには大きな雑居ビルにフィリピンパブが入っているといういかにもな歓楽街的光景。盛り上がってきましたね。

店の名前も「レクサスII」ですよ。何だか高級車みたいでカッコイイっすね!前世代的なパチンコ屋のような電飾看板がビルの側壁にデーンと掲げられている。

…でも、隣のスマロと一緒に潰れてますけど「レクサスII」。この寂れた土地ではフィリピンパブもダメなのか。この辺は歓楽街としても寂れ気味で、現在の歓楽街は「二番街」や西新地周辺に固まっている。

しょうがないので別の路地を見てみましょう。そこもまた昭和な飲み屋横丁となっている。洋定食に中華料理と食い物屋もそれなりに充実している。ここいらが戦後のドサクサで出来た繁華街で「諏訪連鎖街」と呼ばれていたそうだ。

諏訪神社の門前から連なる表参道スワマエ商店街が近鉄四日市駅から遠いアーケード街になる。この土着的過ぎる景色…同じ表参道でも東京のそれとは大違いである。

アーケード街の中を歩くと神社の鳥居の赤を基調にした派手なデザインに恵比寿様がトレードマークになっているおめでたい商店街なのだが朝早かったので誰も歩いてませんでした。

そしてここにもすこぶる昭和で渋い店構えの傘屋だったり個人商店がちらほら見られるのだ。洋傘の「傘」の字が簡略化されてるところがまた昭和っぽい。

飲食街はやっぱり夜に来た方が楽しそうだろうという事で日が暮れてからすずらん通りの脇の路地に出直してきた。ひとまず大体どの店も元気に営業中でした。

昭和の純な佇まいを残したレトロな喫茶店もあり、夜の散歩の合間にも使えそうである。

そしてここにもフィリピンパブがありましたとさ。東海地方は全体的にフィリピン人が多いのだが…

こちらも昭和丸出しでくたびれた佇まいの「日の出食堂&日の出飯店」。何故か入口が2つあって左側が和食、右側が中華に分かれているようだが店の中は一緒くただ。

シミだらけのビルの壁や看板も素晴らしい。ここでは四日市名物の「とんてき」も食える。寂れた商店街を歩き回って鬱々してきたので、店に入る事にする。

中華料理屋と大衆食堂のハイブリッド式になっている変わった食堂で晩飯を食う。客は全員男の一人客ばかりでまるで西成のような雰囲気。四日市という土地柄だけに工場労働者の単身世帯向けの栄養補給所のようだ。

「日の出飯店」のとんてき。にんにくを利かせた甘辛いソースで味付けられた分厚く切られた豚のステーキに千切りキャベツが付け合わせになっている。四日市コンビナート地帯で働く労働者のソウルフードだ。

※2014年11月現在「日の出食堂&日の出飯店」店舗も無くなってました。


The following two tabs change content below.
新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.