群馬のブラジル大泉町の強烈電波系薬局「浅見薬店」がリアルに怖い件

群馬県

群馬県邑楽郡大泉町。「鶴舞う形の群馬県」の鶴の頭の部分にあたる邑楽郡は前橋や高崎といった県中心部よりも東京に近く、大規模工場が多く進出していて、特に大泉町にはその労働者として日系ブラジル人が多くいる事で知られている。そんな街なんですが、何やらとんでもない電波ゆんゆんな外観の薬局を見つけてしまった。

邑楽郡 大泉町

大泉町の中心市街地に位置する横町交差点の角に佇む何やらボロ汚い外観の店構えが特徴的な「浅見薬店」である。「園芸 盆栽の農薬」「旅行用クスリと衛生用品」と看板には書かれているのだが…

邑楽郡 大泉町

店の外側一面に夥しい数の手書き看板が置かれ、その一つ一つに気持ち悪い字体の筆書きで「元気の出る精力剤入荷」などといった謳い文句がびっしり書き連ねられているのである。怖い、怖すぎる…

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店先の端から端まで徹底してこのような電波全開な看板で覆い尽くされているので、恐らくこの交差点を通りがかる近隣住民の間でも有名物件であるには違いない。「ツカレ」と書きたかったらしいがどう見ても「シカレに精力」としか読めなかったりツッコミどころが多すぎる。

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「元気の出る精力剤有」ぶっとい筆書きの字体からは力強さというよりも執念めいたものを感じさせる。何でこんなに字が震えているんだよ。

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さらには何を干すのかいまいち用途が掴めない大量のピンチハンガーが吊るされた物干し竿があったり、個人プレイの炸裂ぶりが半端ない。

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電波看板だけに留まらず足元も終始ガラクタだらけで目の前の歩道を一部占領してしまっている所が何ともアレな感じがしてならないのですが苦情とか来ないんでしょうかね…

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電波な張り紙は二階部分のバルコニーにまで貼られていた。ひたすら「元気の出る精力剤」オンパレードで他にアピールするネタがないようだ。大泉町民にはそんなに需要あるんですか精力剤って。

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足立区や北区あたりで見かける公明党ポスター並みにしつこい張り方をしていて笑いを通し越して呆然としてしまうレベルであります。

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ガラクタばかり置いているようにも見えるが、ザルに乗せられた干した漢方薬っぽいものもあって、マニアックさを感じさせる。ここのご自慢の精力剤とやらの原料に使われているのでしょうかね…よくわかりませんがね。

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毎週日曜日定休で午前10時から開いていると書かれているので、大丈夫だと思って入店を試みようとしたのだが、扉は固く閉ざされたままになっていた。いやはや適当過ぎる…

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ガラス越しに店の中を見させてもらう事にした。外観のアレっぷりから推測するに中もかなりアレだろうと思っていたが案の定…薬店と銘打ってはいるが売り物らしいのは例の精力剤と棚に押し込まれた古い農薬の瓶くらいしか確認できない。店主よどこへ消えたのだ。

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いや、店先には確かに「営業ちゅう」と無造作に段ボール箱の底に書かれて置いてあるし営業中であるには違いないのだが、どうにも面倒臭そうだし次の訪問先の予定も押していたので、もう帰りますね。

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ちなみにこの浅見薬店オリジナル精力剤、1回分5500円とネタで買い物するにしてはかなりの高額なのだが、大泉町にあるブラジルレストランで3人分がシュラスコ腹一杯食べて帰れる金額でその方がよっぽど精が付きそうです。中身は何があるのかというと「群馬B級スポット」様が人柱になって既にお買い上げなされていたのでこちらのレポートを参考にどうぞ。市販薬の抱き合わせのようで正直ボッタクリだろこれ。10回セットで5万円と書いているのも見えたし…一体どこの情弱ジジイが買っていくんでしょう。

邑楽郡 大泉町

ちなみに浅見薬店のすぐ背後には大泉郵便局の建物が建っているのだが、なぜかこの電波薬局の建物を避けるように凹んだ形になっているので何事かと思ったんですが、どうやら薬局が立ち退きを拒否した結果こうなったと、とある地元出身者の方から聞きました。やはり、中の人もひっくるめてアレなんですね…


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