自販機荒らしを許すな!セキュリティ万全の終末的ドライブイン「ピーパック安中 飯島屋」

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安中市 磯部

しかしそんな自販機にもこのようなステッカーがベタベタと…過去に自販機荒らしの被害に遭い、その当時の新聞記事を元に作成しているようだ。24時間開けっ放しで無人営業というのがオートレストランの宿命。いつ新たな窃盗犯が現れるか分からない。せめてもの心理的作戦なのだろう。

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これだけ建物がボロボロでもセキュリティはしっかりしているのです。防犯カメラでしっかり録画されているので下手な泥棒はみんな顔写真に撮られてますよ。「窃盗犯へ告ぐ、覚悟していて下さい」

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さらには2007年10月18日の上毛新聞の切り抜き記事。群馬県含めて三県のドライブインを巡って次々自販機荒らしを続けた悪質窃盗グループ逮捕の一報だ。悪い事は続きません。最後に正義は勝つ!

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窓側に据え付け型になった椅子とテーブルが並んでいて、買ったものをここで食う事ができるようになっている。なぜか椅子は布が巻かれてガムテープで固定されていて見た目にもアレな感じなんですが。

安中市 磯部

テーブルの上には灰皿代わりに使われている「おぎのや」の峠の釜めしの器が並ぶ。場所柄ってやつですね!

安中市 磯部

当取材班の同行メンバーが自販機のゆで卵を毒味し始めた。どんなものかと思ったが意外に「塩の効き加減や半熟加減が絶妙で美味」との事だった。これはお勧めみたいですよ!是非食べましょう。

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タイミング良くピーパック飯島屋の店主らしきおじさんがやってきたので色々お話を聞く事が出来たのだが、このステッカーにあった窃盗犯(47歳H氏)は貧しさのあまりムショで三食の飯にありつきたい為に自販機を壊して窃盗を働かしたらしい。盗ったものが煙草一箱とスナック菓子一個だけだもんな。

安中市 磯部

自販機荒らしの被害に遭った場合、盗まれた商品や現金よりも破壊された自販機の修理費用の高額さがキツイらしい。うどん自販機なんか一台買うのに自家用車と変わらないらしいし、部品交換ですら在庫のものを回してようやく調達できるのがやっとである。食い物系のレトロ自販機はそのうち無くなる運命なんだな…

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なお、ピーパック安中飯島屋の場合、他のオートレストランにあるようなゲーム機は一切置いておらず、代わりに「高速のパーキングエリアの質を意識して作った」と飯島屋のおじさんが自慢していた公衆トイレが完備されている。外観だけはやはりボロめなんですが…

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壁には耳が鉄腕アトムみたいなポジションで付いているどこかで見たような妙な偽ネズミが微笑みかけて「ちょっと一休み ジュースでも、飲んでいこうよ。」と客に語りかけてくる。必要な水分を補給をする場ではなく不要な水分を排出する為のトイレの壁なんですがね。

安中市 磯部

確かにトイレの中は結構まともに整備されていて普通に利用できるクオリティだが、ここにも「トイレだけの利用は固くお断りします」と警告文があったり、トイレの中にまで防犯カメラまで付いている徹底ぶり。とことん性悪説で貫いてますなあ。防犯カメラとか自販機の維持費とかを考えると利益がどれだけ出ているのか考えると、そのへんの厳しさが理解できるかも知れない。経営者の良心だけでもっている部分もあるんだろうな。

安中市 磯部

ちなみに飯島屋のおじさんに店名の「ピーパック」の由来を聞いたのだが「知らない」と答えられてしまった。当初は群馬を中心に東日本各所に同じ「ピーパック」の屋号を掲げるドライブインが点在し、ニワトリのキャラクターまで使われていたそうだ。昔はチェーン店だったんでしょうかね。コンビニが一般化するずーっと前の話ですよ。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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