栃木県の県庁所在地宇都宮市を代表する一大アーケード街「オリオン通り」が寂れ過ぎてピエリ守山もびっくりな件

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二荒山神社前の大通りから一本南側に並行して走る宇都宮市の中心繁華街「オリオン通り」にやってきた。立派な全蓋式アーケードが東武宇都宮駅前までの400メートル余りに渡って続いている。

オリオン通りは言うまでもなく栃木県を代表する商店街だが、近年は中心市街地のシフトや割に近くにある東京への人口流出など色々と問題を抱えていて閉店する店が相次いでいるとか。ひとまず様子を見に行く事にした。

綺麗に整備された商店街の風景はパッと見健全な印象を受けるが、休日だというのに街を歩く市民の姿はまばらでどこか閑散としている。道幅が広いから余計にそう感じるのかも知れん。

東京じゃあんまり見かけないような原始人スタイルのコギャル(死語)も宇都宮ではまだまだ現役の模様。

商店街の途中で釜川を跨ぐ一つ橋を通り過ぎる。アーケードも路面もそのまま続いているので、一見すると橋を渡っている自覚がない。この釜川沿いに昔の赤線地帯などがまだ残っている。

で、商店街をずっと東武宇都宮駅方面に歩いて行くと、パルコのある東側はそれほど感じなかったが、だんだんと潰れた店が目立つようになってくる。

新星堂というとCDショップだが、誰もCDを買わなくなった時代の流れか市街地の衰退か分からぬが2009年に店を閉めたまま放置プレイである。

オリオン通り西側一帯は大型店舗ばかりになってくる訳だが、どれも「テナント募集」の看板を掲げたまますっからかんの箱となってしまっている。1階から3階まで全滅の店舗、元は何だったのだろうか。こりゃ酷いな。

商店街の立派さとは裏腹に閉鎖店舗が多すぎるオリオン通り、見た目以上に深刻な事態になっているようだ。

そんなオリオン通りの一画に、既に看板もなくシャッターには「宇都宮に舞い降りた妖精」のタイトルで幻想的なイラストが描かれた店舗の跡が残っている。これは2000年6月に発生したジュエリーツツミ宇都宮店放火殺人事件の現場である。

店舗跡の傍らには誰からだろうか、ひっそりと献花が置かれていた。放蕩の限りを尽くした男の身勝手極まりない動機の果てに起こした凶行に6名の命が犠牲となった。被告は2010年7月に刑場の露と消えた。

ジュエリーツツミの店舗跡がある付近は無駄に豪華な建物のジュエリーショップやらが立ち並んでいる。明らかにオーバースペックである。空きテナントに別の店が入る事もない。ちなみに商店街を外れるとすぐ隣には何ともきわどい店が立ち並ぶ一帯となっている。

夜ともなると人通りは極端に減り、ピンクゾーンが間近に広がる土地柄からか人相の悪いDQNが闊歩するようになり雰囲気が悪い。なんともアンバランスになってしまった中心市街地の現状。まさしく「鬱の宮」。

そこから程近い商店街の脇に、不自然にガラーンと開いてしまった土地がある。もともとこの場所、渋谷とかにもある「109」の宇都宮店があったのだが、たちまちアテが外れて撤退。2001年のオープンからたったの3年9か月という超短命っぷり。近所にパルコもあるし郊外型ショッピングモールの影響もあってダメになったのだろうか。

それで、どうしようもないので109跡地を野外ステージ「オリオンスクエア」に作り替えてしまったのだ。ちなみにこの土地、109になる前にもams西武という百貨店だった。宇都宮における百貨店の撤退は著しい。特に宇都宮は東京に中途半端に近いし宇都宮線も直通しているから、地理的条件が仇になってる気がしないでもない。

オリオン通りは百貨店に限らずファーストフード店まで次々撤退しだしている(→詳細)。吉野家にロッテリア、それにマクドナルドまで…いよいよヤバい状況になりつつある宇都宮オリオン通り。起死回生の策は果たしてあるのだろうか。

それでも「住めば愉快だ宇都宮」と地元民の愛があれば、今後も街は生き続けるだろう。

街の姿がどう変わろうとも、いつも愉快に暮らしたいものですね。

「住めば愉快だ宇都宮」地元のとちぎテレビで放映中、宇都宮市のPR広告。どこかセンスがズレてる気がしないでもない。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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