沖縄ミステリースポット・興作のおもちゃ箱

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本島南部を海沿いに半周する国道331号に沿って斎場御嶽から那覇方面に車を走らせていると、南城市佐敷の一角に突如変な物件が現れる。
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何やら個人プレー全開な外観の施設、大きく「おもちゃ箱」と書かれているのが見える。さらに「不思議なスポット」と自称する辺り怪しさ度数がいやが上にも増す。なんじゃここは?!


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そして外塀に掲げられた謎の巨大なお面はこの物件の主をモチーフにしたイメージキャラクターか何かだろうか。これだけ見ていても全く訳が分からない。
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しかしよく見ると右側辺りに小さく、さりげなくこんな看板があるんですね。
「全国TV放送 探偵ナイトスクープ 収録の処」
探偵ナイトスクープ(笑)
さすがこの番組だけは容赦ない。こんなベッタベタなパラダイス、既に小枝探偵も訪問済みだった訳だ。で、この店の正体はいかに?!
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確かにナイトスクープで「沖縄のパラダイス」としてこの施設を見た覚えがあるのだが、まさかこの場所にあるとは思わず気がつかなければ素通りしてしまう所だった。運良く営業中らしく玄関口が開いていてお客さんがキャーキャー騒いでいる。
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庭には意味不明なセンスの置物がちらほら見かけられる。ブイで作ったカエル君は海沿いの街ならありきたりなネタだが、まあそれはそれで。
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それはいいが「ミステリー?スポット」と赤いマジックで手書きされた白い手が唐突に置かれているのは気持ち悪いぞ。手が無くなった!ミス手リー!とかそういうオヤジギャグじゃないだろうな。
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で、気になるミステリースポットの入口はこの先。何が待ち受けているのだろう…と思ったら出てきたのは一人の親父だった。
親父の名前は目島興作さん。この場所で日夜謎の発明玩具を作っては人に見せびらかすのがライフワーク。そしてこの店の名前は「興作のおもちゃ箱」だ。
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店名の通り、中を見るとまさしく「おもちゃ箱」の表現が相応しい空間である。至る所に興作さんの発明玩具が置かれている。しかし一見しても使い方がさっぱり分からないのでその度、発明者本人に使い方を教えて貰わなければならない。
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やっぱりテレビ出演が凄く嬉しかったらしく店内にもこんな看板が自慢たらしく置かれている所がお茶目で子どもっぽい素敵な親父のラボラトリー。探偵ナイトスクープに紹介されたらB級スポット的な立ち位置では、もうメジャー選手だ。
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発明玩具はあまりにその種類が多すぎるのだが、殆どの玩具に共通するものは日常に有り触れた品物を材料に使っているという事だ。「え?こんなものでこんな事が!」というサプライズを見せるのが興作流。
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例えば「甲子園笛」と書かれた笛は梱包用のビニール紐に切り込みを入れているだけ。本人は器用に吹くが我々取材班が試しても全く音が鳴らない。関係ないけど沖縄の人って甲子園好きだよねえ本当に。
他にも色々あるけど概ねの共通点は「興作さん以外使いこなせない」という点。そこで本人にどうだまいったかと言わんばかりにアピールさせられるのでムキになって遊んでいたら1時間近く店に居てしまった。
本人からしっかり極意を聞き出しておかないと、記念に発明玩具を買ったとしても後でどうやっても使いこなせません。逆に誰にでも使いこなせるんだったら興作さんの出番が無くなって本人がつまんなさそうなので、なるほどと思うのだが。
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あとは事務用の椅子を改造して微妙に傾斜を付けた「駒独楽」なる発明玩具が。こいつに跨って体重を掛けると一旦動き出したら止まらなくなる永久機関的な大発明で、興作さん自慢の一品だが…
「そういえば浜松のぐるぐる公園(竜南緑地)に同じ原理の乗り物があるよ」と冷水をブッかけてしまい、やや気まずい思いをさせてしまった(笑)ちょっと待て、このネタもナイトスクープ繋がりだぜ。
だけど玩具発明家の目島興作さん、県内各地を巡りながら発明玩具の素晴らしさと説いて回っておられる精力的な親父です。1時間も遊ばせてもらった礼にあまり使いそうにない発明玩具を何個か買っていきました。
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…という訳で凄く楽しかったよ「興作のおもちゃ箱」。でも玄関上の看板はどう見ても世界一版権の高いネズミのカップルです。沖縄は中華圏の影響を受けているのか知らんが街中で見かける偽ミッ◯ー率の高さがずば抜けている。おしえて著作拳・イン沖縄。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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