大都会名古屋目前の秘境駅・定光寺駅前の廃墟旅館「千歳楼」がホラー過ぎる 

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愛知県 春日井市

愛岐道路から城嶺橋を渡って来ると、千歳楼の玄関口が見えてくる。地元の婚礼や宴会などにもよく使われていた中での突然の廃業。有名な旅館だっただけに衝撃を受けた地元民も多い。

核家族が増えたり、結婚式は挙げないという価値観のカップルが増えてきているご時世だが、保守的な土地柄の名古屋という土地ではまだまだ一族郎党揃って宴会や結婚やらという風習が頑なに続く世帯も多いわけで、千歳楼が破産したという話は最初、にわかには信じがたい出来事だった。

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放火で派手に火の手が挙がったのだろう、道路を挟んだ向かいの看板も熱でグニャッと縮こまっているではないか。下手すれば山火事に発展していたかも知れない。

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火災前は建物があった付近はすっかり焼け落ちてしまい、崩落した家の隙間から庄内川の河原が見えるような状態になっている。

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ごついコンクリート造の千歳楼の建物は今見てもなかなか立派な造りをしている。屋上部分の看板は屋号だけがしっかり取り外されていて「定光寺」の文字だけが寒々しく残る。そして侵入の形跡だろうか、2階部分の窓が破られて開けっ放しになっていた。

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1階玄関部分は頑丈な鉄柵で封鎖されて入る事もままならないが、隙間から辛うじて内部の様子を観察することができる。やはり、豪快に窓ガラスが割られて人が出入りした痕跡が残っている。

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どこの世界にも火事場泥棒という種類の輩は現れるものだが、度々侵入があったのだろう、玄関前にはよくわからないガラクタが乱雑に捨てられている。

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しかしこういう廃墟で決まってエロ漫画が落ちているのは何でだろう…場所柄なんですかね…

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さらに奥へ進むと、相変わらず2階部分の窓が開け放たれているのが目に付く。ちなみにこの千歳楼、2012年8月には旅館内で白骨死体が発見された情報がネット上を駆け巡り、さらに心霊スポットとしての存在感を増す結果になった。

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すぐ裏手は急峻な山が迫っていて、一部は東海自然歩道の散策路となっている。

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千歳楼の建物を過ぎると、かつて使われていた公衆便所があって、千歳楼利用者や東海自然歩道へのハイキング客が使っていたと思われる。しかし役割を終えたとばかりに見事に閉鎖されてしまっている。

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その先には、水力発電所の導水路上に器用に建てられた一軒の個人宅、駐車場、そして高蔵寺方面への抜け道が続く。

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千歳楼が廃業して相当年数が経過しているが、未だに廃墟の後片付けすら始まらない「名古屋の奥座敷」の泣ける現状。定光寺どころか地方の温泉地や景勝地なども年々寂れているご時世だが、今後全国的に廃墟旅館問題が表面化していく事だろう。何も手を打てずにDQNに荒らされて放火されるばかりではあまりに情けない。

参考記事
不思議な倒産


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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