廃墟と誰も居ない砂浜…鹿児島県最南端・寂れたリゾートアイランド「与論島」上陸記 

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廃墟リゾートホテルと無人の砂浜、ウドノスビーチ

与論島

茶花地区の町役場あたりから5分くらい歩いた所に与論島を代表する砂浜「ウドノスビーチ」がある。変なネーミングのビーチだが別にウドが生えている訳でもなく、御殿(ウドゥン)の後ろという意味らしい。そのへんの言葉はやっぱり琉球文化圏なのね。

与論島

観光客で溢れていた頃には人出が凄かったらしいけど今は…誰もいない海。しかし透明度が非常に高く、沖縄本島の海よりも綺麗かも知れない。ここは忘れ去られた楽園。

与論島

昔は東京や大阪から若い観光客がどんどん押し寄せていて、ナンパはしまくるわ酒を飲んで暴れるわで色々トラブルが起きたり大変だったそうだ。伊豆諸島の新島もそうだが、この時代のリゾートアイランドと言えば不純な目的で訪れる観光客が多く、一時期の与論島もそういう不本意なレッテルを貼られていた時期もあったそうだ。

与論島

そんな観光客達を受け入れていたウドノスビーチ沿いのホテルの建物が見える。地図で確かめた限りでは与論コーラルホテルに与論島パークホテルの2軒でしょうな。ホテルからビーチまで直結という、よくあるタイプのやつでしょうか。しかし…

与論島

ホテルの建物はとっくに廃墟となっていた。それも長年放置されていたせいか、屋根や壁が吹き飛んで中が丸見え状態になっているという悲惨な状況に。人が来なくなると立派なリゾートホテルもこのようになってしまうのだ。悲しい現実。

与論島

ウドノスビーチの奥から、かつてホテルの裏手と繋がっていたであろう痕跡を見る事が出来る。石灰岩の上にコンクリートの橋まで掛かっているのだが、経年劣化がひどく今にも橋が崩れそうだ。

与論島

もう一つ奥に掛かっていた橋はまさしく劣化の末に崩壊、真っ二つに割れて落橋しておりました。見るも無残。周囲には黄色い立入禁止テープが貼られていた。もう直すつもりもないんでしょうかね。

与論島

さらに今度は茶花地区を離れて島の東側、かつて与論島で最も有名な観光地だった「百合ヶ浜」に近い麦屋集落まで移動する。ここにも古びた観光ホテルが何軒も密集しているのだが、見た感じでは半分以上が廃墟化している。

与論島

この集落では数少ない現役の宿泊施設。どこかで見た事のある青黄赤の三色ラインがトレードマーク。奄美諸島はルーマニア領だったのかと思うくらい、この団体さんとのご縁が深い地域となっているそうです。

与論島

麦屋集落はスーパーマーケットなどもあり、島東側の住民を中心に買い物客の姿もちらほらある。相変わらず道端に居るのはみんなご老人ばかりなんですけど…凄く過疎化が激しそうな島です。実際人口減りまくってるし…すぐ近くの沖縄が出生率ナンバーワンで人口が増えてるのに対して、やはりこの土地の現状は対照的に映る。

与論島

この辺にあるホテルの建物も軒並み古臭さが際立っている。恐らく昭和50年代くらいまでに出来たものと思われるのだが、ここも既に廃業してるっぽい。玄関には「南風観光ホテル」とあった3階建ての宿泊施設。

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ホテルに付属している喫茶店の残骸。外観を見てる限り店構えは昭和全開であります。もし店が開いてたら絶対入ってコーヒー頼んでたと思う。

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おまけに向かいのビルまですべからく廃墟化しているという容赦のなさ…壊れたネオンサインが辛うじて椰子の木の形である事が分かる。バーだったかゲームセンターだったか、どんな店だったんでしょう。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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