【高松市】絶滅危惧種な昭和の空間!「琴電瓦町駅」裏・塩上町のアングラ旅館街

うどん県にやってくると「ことでん」こと高松琴平電気鉄道なるローカル鉄道があり、うどん県の首都である高松と金毘羅参りの琴平町、それに志度と長尾方面に向かう3つの路線が走っているのだが、それらの路線が一堂に会するのが「瓦町駅」。

琴電のターミナル駅たる瓦町駅のある駅ビル「ことでん瓦町ビル」は岡山資本のデパート天満屋の系列「高松天満屋」が入居するやたら近代的な佇まい。駅から西側には常磐町商店街のアーケードが伸びていて周囲は四国屈指の歓楽街の様相を呈している。(高松天満屋は2014年3月末で閉店、現在は「瓦町FLAG」になっている)

しかし駅から反対側の東口に出るとさっきまでの繁華街らしさは失せて何とも寂寥感満開な陰気臭い駅前風景へと変わる。塩上町の地名があり所謂「駅裏」と呼べる一帯なのだが、この付近の様子を見るとちょっとどころではない怪しい街並みが広がっているのだ。

瓦町駅東口へは駅ビルから出る事も出来るが敢えて西口から南側の線路を跨いで塩上町に入ってみることにする。のっけからネオンサインギラギラな昭和テイストのパチンコ屋やサラ金ATMなどがあって貧乏臭い。

道なりに南下していくととある雑居ビルにこれまた胡散臭げなお店がギラギラしております。なになに「王様と私」とな。うん、ここは讃岐の国なのにここだけ泡の国ですね、はい。

高松でソープと言えば風俗半島城東町に殆ど集結している訳なのだがこの一軒だけは瓦町駅近くの街中で頑張っておられる模様です。やっぱりうどん県は全体的に破廉恥度数高いよな。

ちょっと寄り道してしまったが琴電の踏切を渡って東側に抜けましょう。線路の間にぽつんと一軒だけ魚屋さんがある。

この先あんまり真っ暗過ぎてよく分からないので昼間の写真も交えていきます。踏切を渡って東側の塩上町。琴電の車両が何台もスタンバってます。車窓からもこの辺の景色はよーく見えるはずなんですけどね。

ことでんのマスコットキャラクターはイルカの「ことちゃん」。静岡の一部では食用にもなるけど一般的にはやっぱり愛玩動物の一種である。お遍路姿がいかにも四国っぽい。ちなみに独自に導入しているICカードの名前も「IruCa」。

そんな和やかムードなイルカの「ことちゃん」のラッピング電車を眺めながら目の前にはコンドームと栄養ドリンクの自販機が仲良く隣り合っているという光景が。ちょっと待て、ここはラブホ街ではなかったはずだぞ。

ここぞとばかりに絶賛販売中の栄養ドリンク自販機の数々。ルル内服液とかウコンの力とかチョコラBBのような一見関係なさそうなものも置かれているあたりが微妙にポイントである。マムシとかスッポンドリンクなんぞが売られていたらいかにも過ぎる。

…というのも、その自販機から目と鼻の先にある路地の入口あたりにある一軒の旅館が塩上町における重要なランドマークになっているらしい。自販機があるのはそのへんの必然性からである。

夜の帳が降りた頃にその旅館の前を訪れてみましょうね。玄関灯が何故か赤く光っているのである。これは何を意味するものか、恐らく分かる人には分かるだろう。あんまり詳しく突っ込まないでおこう。中は妖怪屋敷だったとか色々言われているので気になる人は調べてみましょう。

闇夜に浮かぶ旅館の看板。存在を確認できたのはせいぜい「鶴屋」「三鈴」「石松」の3軒くらいである。総じて怪しさ満点なのだが、石松は普通の安宿っぽい。

当然これだけの香ばしいロケーションならこの界隈に立ちんぼババアの一人や二人くらい居てもおかしくないのだが、残念ながらそれっぽい人は見かける事もありませんでした。もっと遅い時間の方が良かったかも知れんが。

熟女好みでなくて男好みな方には男性専科ホテルとして名高い喜楽会館の高松寮も近くにございます。こんな寂れた街なのにあらゆるニーズに答えているんですね。本当に凄い所ですね塩上町は。

ぶっちゃけ所謂ちょんの間旅館が残っているというのが塩上町な訳ですがそんなダークな雰囲気に惹かれて塩上町界隈をもう少し歩き回る事にする。唐突に現れたのは朝銀の建物だ。何ともまあ分かりやすいランドマークが多いですこと。

さらにその近くには朝鮮総連香川県本部がある「朝鮮会館」の建物もある。付近は鄙びているとは言え至極普通そうな住宅街なんですが何気に濃ゆすぎる界隈である。

朝鮮会館入口脇には「香川県同胞生活相談総合センター」の看板。朝銀といいこの建物といいどっちも北朝鮮系ですね。挙句の果てにはここから目と鼻の先に某組事務所まであるのだが…駅裏の一帯にうどん県香川におけるあらゆるアンダーグラウンドをかき集めたブラックホール的な場所が塩上町なのです。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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