飲食街

北海道

旭川アンダーグラウンド横丁「稲荷小路」を歩く

北海道には売防法施行後の現代日本においても戦後の赤線地帯を彷彿とさせるスナック街が何箇所か残っている。それは移民の地である北海道ならではの貧しさがもたらした結果であろうか、盛り場の外れに取り残されたような札幌のカネマツ会館や函館のセキセンな...
島根県

【松江市】島根県随一の温泉郷・玉造温泉と「珍宝石さん」を見に来た

普段めったに見向きもしない山陰地方だったが鳥取県の米子や境港などを回る機会があり、そのついでに島根県側に回って玉造温泉という場所まで寄る事になった。山陰地方では皆生温泉や三朝温泉と肩を並べる有名な温泉地である。
三重県

売春島から観光の島へ…三重県志摩市「渡鹿野島」上陸記(2012年)

三重県志摩市にある渡鹿野島は江戸時代から大坂と江戸を行き来する菱垣廻船の風待ち港として栄え、はしりがね(把針兼)と呼ばれた遊女が船乗り達の相手をしていた。その歴史が戦後にまで受け継がれ、売防法施行後も長らく「売春島」の異名で全国のスケベ男ど...
岐阜県

岐阜市・西柳ヶ瀬アーケード街に残る昭和な飲み屋横丁「柳ヶ瀬センター&丸川センター」

岐阜市中心部の寂れた繁華街「柳ヶ瀬」の中でも未だに現役で怪しいネオンサインが輝く街、西柳ヶ瀬のアーケード商店街の一画に戦後のドサクサ的佇まいを残した呑んだくれ横丁がある。
岐阜県

【岐阜市】くたびれたアーケード街、ブルース感漂う昭和の盛り場「西柳ヶ瀬」を歩く

名古屋の植民地、岐阜市と言えば駅前一等地にボロくたびれた特殊なお風呂屋さんばかりが立ち並んでいて、全国一恥ずかしい県庁所在地だと笑う他ない「金津園」がもっぱら有名だが、岐阜の中心繁華街は駅から北に1キロ程離れた「柳ヶ瀬」である。この柳ヶ瀬と...
熊本県

何やらイカツイ地名だと思って気になって行きました。熊本市「健軍町」の商店街と健軍新天街

熊本市電に乗ってひたすら東へ進むとその終点に健軍町というイカツイ地名の街がある。その地名の通り戦前から旧陸軍飛行場や三菱重工熊本航空機製作所など軍事関連産業で栄えた歴史がある。それまで農村地帯でしかなかった健軍村は次第に人口も増えて熊本市に...
長崎県

行こか戻ろか長崎思案橋の路地裏横丁 (4)

日本三大遊郭・丸山の歴史が形を変えて引き継がれたような思案橋界隈のスナック街は長崎一の夜の歓楽街。そこは盛り場の華やかさとは裏腹に戦後のドサクサ臭鋭い、陰気臭さの漂う街でもある。 「ようこそ長崎の夜へ」の看板が情緒を誘う思案橋界隈の街並み。...
長崎県

行こか戻ろか長崎思案橋の路地裏横丁 (3)

長崎思案橋のスナック街は春雨通りと銅座川の両側、それに旧丸山遊郭に挟まれたデルタ地帯に密集している。土地勘が無ければ道に迷うこと請け合い。長崎の路地裏は手強いのである。 旧丸山遊郭入口付近の福砂屋本店前の角から思案橋横丁の裏手に続く路地裏横...
長崎県

行こか戻ろか長崎思案橋の路地裏横丁 (2)

丸山遊郭の入口、長崎思案橋は今も長崎市民の夜の盛り場。戦後のドサクサから生まれた飲食街や市場が今も残るDEEPゾーンでございます。 春雨通り沿いの思案橋商店街のカオスっぷりに酔いしれた後はその裏側に連なる思案橋横丁をふらふら歩く事にしよう。...
長崎県

行こか戻ろか長崎思案橋の路地裏横丁 (1)

遠い遠いと思いつつようやく暇を見つけて長崎まで行く事が出来た我々取材班。九州新幹線が全通して鹿児島は近くなったけどこっちはまだ感覚的には遠いよなあ...という事だがそうも言っていられない。 長崎というのは観光地で、とりあえずグラバー園とか再...
広島県

伝説のホームレス広島太郎が棲む街!広島の歓楽街「流川」と薬研堀の怪しい街並み

中国地方最大の都市である広島市で最もお盛んな夜の街と言えば「流川」界隈を置いて他にない。広島の商業中心である八丁堀交差点から中央通りを挟んで南東側一帯にあたるエリア。
山梨県

富士吉田の元赤線地帯らしい「新世界通り」がとんでもない廃れっぷりだった

まるで街並みそのものがリアル昭和レトロ博物館状態となっている山梨県富士吉田市の月江寺界隈の旧市街地だが、ただ単に古い町並みが残っているだけではない。赤線地帯の建築物や怪しげな路地裏風景も残されているのである。
山梨県

富士山麓の街「富士吉田」月江寺界隈の街並みが激しく昭和過ぎて悶絶した

一応ながら東京100キロ圏内に位置する山梨県富士吉田市は富士山麓の標高700メートルの高原地帯に開けた県内第二位の都市で、古くから富士講の参拝者で賑わった街である。東京からも近く、新宿から中央線経由富士急行で2時間少々で来れてしまう。
鳥取県

山陰の商都・米子の盛り場「朝日町」のごちゃっとした街並み (4)

思いの外、濃密過ぎる路地裏風景の宝庫であった米子市朝日町界隈の探索も長々と第4編まで続けてきた訳だがこのへんで締めておく。最後は盛り場の南端を流れる旧加茂川沿い。 この旧加茂川は米子の街の中心を流れる川。かつて米子城の外堀として400年程前...
鳥取県

山陰の商都・米子の盛り場「朝日町」のごちゃっとした街並み (3)

まだまだ胡散臭い路地裏風景が隠れている山陰の盛り場・鳥取県米子市朝日町界隈を歩き回っていく。 飲食店街の街並みは朝日町を越えた先の西倉吉町あたりにも広がっている。どうやらこの辺が盛り場の南端にあたるらしい。右手には何か戦後の共同建築を思わせ...
鳥取県

山陰の商都・米子の盛り場「朝日町」のごちゃっとした街並み (1)

鳥取県と聞いてまず思い浮かぶのが砂丘くらいしかないだろうが、東西に細長い鳥取県は旧因幡国(県東部)と旧伯耆国(県中西部)に分かれており生活圏も全く違っている。で、米子市という街は県西部で一番の都会という事になっている。江戸時代から栄えた商都...
青森県

みちのくの城下町・弘前市のレトロな風景!中央弘前駅と「鍛冶町」の盛り場を歩く

城下町弘前市の歓楽街は弘南鉄道大鰐線中央弘前駅近くの鍛冶町に集中している。先程まで紙漉町の怪しげな旅館街を調べ回っていた訳だが、この鍛冶町という場所も相当賑々しい。
新潟県

【新潟市】政令指定都市新潟の表玄関の裏の顔!「新潟駅前」のすこぶる怪しい街並み(2012年)

東京から上越新幹線に乗って僅か2時間ちょい、かつての政界のドン・田中角栄先生の政治力で首都圏からの飛躍的な利便性を獲得した北国の米どころ新潟県の県庁所在地新潟市にやって参りました。
広島県

広島駅前大須賀町・戦後のドサクサ的飲食街

愛友市場のような戦後のドサクサ的市場が未だに残っていたり、戦後の香りが色濃く残る広島駅前。広島駅近くの大須賀町にも戦後に建てられた飲食店街が見られる。 広島駅前を西に歩き広島東郵便局の裏側に回ると目当ての物件がある。3階建ての住居兼店舗の長...
秋田県

花柳界も栄えたみちのく秋田の大歓楽街「川反」を歩く

東北地方全体を指して呼ぶ「みちのく」という言葉には「遠い場所」という意味も込められている。本来は陸奥国、つまり現在の青森県のみを指していたが次第に拡大解釈され太平洋側に面した東半分がみちのくだという説があったり、面倒臭いから東北6県全部みち...