高知が誇る唯一無二のセルフビルド建築「沢田マンション」に泊まってきた 

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沢田マンション名物の「人の生活が見える廊下」。団地のベランダがそのまま廊下になったものと考えれば良い。部屋の中の住人と目が合っても気にせず会釈しましょう。住んでいる方々も慣れておられるので。言うまでもないがプライバシーとか気にする人は住めませんねえ。

一見するとプライバシーが気になる造りにも思えるが、逆にその事が防犯面に効くようで、空き巣といった被害が全くないらしい。必ずどこかで人目に付くので高齢者の一人暮らしにも安心。孤独死だって防げる。

入居者には賃貸物件でありがちな細かい制約があんまり無いみたいなので部屋を改装しようが雑貨屋を開いて商売しようが基本的に自由らしい。結構こういう感じで若い方々が店を開けてらっしゃいます。

空き部屋になっている箇所には値札がついていて非常に分かりやすい。家賃4万の部屋でもかなり広々としている。素晴らしい。あとは高知がもっと近ければいいのに。

内覧可能な部屋は玄関口が開放されているので昼間とかなら全然中に入って見ても構わないらしい。開放的過ぎますねえ。南国高知ならではでしょうか。部屋によって勝手に改装されている場所もあるので個性が違っていて面白い。部屋の中を見るだけでも飽きません。

上の階に行くと突如として「池」が現れるという謎の展開。沢マン創造主のお造りになった屋上庭園計画の一環である。池の中央に小島があり橋が掛けられているという念の入れよう。そういえば今何階に居るのか分からなくなるのだが、池があるのは4階のようです。

なんでもこの池が出来た事自体「孫が池で魚釣りがしたいと言い出した」のがきっかけらしい。すげえ…やりたい放題だな…未だに池には水が湛えられていて、鯉とかが泳いでいる。

池の脇にはゴーカートの残骸らしきものが…孫が小さかった時に使っていたものだろうか。

登ってきた階段も見ての通りややこしげ…一見滅茶苦茶に見えるけど、誰でも人が登りやすいように段差も緩めに設計してあるんですね。

池の裏手から車も通れる設計で作られたらしいスロープが下の階へと続いている。昔は車も乗り入れてたみたいだが、今は上まで来てないようだ。

しかしちょっと道幅が狭すぎる気がしなくもない。軽自動車なら行けそうだが、普通車は辛くないかこれ…まあ、近くに月極駐車場を借りた方がいいわな。

スロープは建物西側をぐるっと回って一階の正面玄関まで続いている。しかしこれ車が鉢合わせになったらどうなるのだ。

ここも車を通すにはかなり難易度が高そうなのだがそれでも停めてる人はいる訳でして、さぞかし運転技術が鍛えられそうですね。

マンション北側の一部は鉄網がそのまんま敷かれただけのシースルーゾーンになっていて迫力満点でございます。どうしてこうなった…

そして外側を眺めてみると…墓場だ。沢田マンションの裏は墓場になってました。凄いロケーションだなオイ。

裏山になっているだけだと思ったら眼下に墓石が並んでいるという展開。さすが噂の沢田マンション、サプライズが尽きる事がない。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。

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