【岡崎市】廃れた昭和のホテルが連なるミステリー街道「新箱根」を走る【蒲郡市】

<1ページ目を読む

新箱根の峠道は奥に行けば行く程、気味の悪さも増してくる。国道1号新箱根入口交差点から約2キロの「ホテル加美家」を過ぎた辺りから容赦なく廃墟ラブホがその姿を現してくるのだ。加美家のすぐ隣の「ホテル富士」も既に潰れており看板が道端に残っている。

ホテル富士のエントランス。至って無難な造りをしている。ホテルの経営者は一体どこに行ってしまったのだろう。

その斜向かいに建つ古風な佇まいを見せる「ホテル夕月」は現役時代には竹千代と並ぶ人気があったそうだが、ここも我々が来た時には既に廃墟と化していた。

「夕月」のエントランス。奥に向けて一直線に客室とガレージが配置されているシンプルな造り。入口の管理人室付近に「管理地」の看板が掛かっている。

大量の落ち葉とともに捨てられていたホテルの看板を見ると「宿泊3000円」と破格の料金設定。365日いつも同額と書かれている通り正月料金の設定もなかったのだろう。太っ腹で素晴らしい限りだが、肝心のホテルは潰れてしまったと。

レトロさを醸し出す「夕月」のローマ字書き看板。色褪せたまま放置されていた。

そこから300メートルもしないうちにまた一軒のラブホの看板が現れた。「ホテルニュー福月」。「閑静な緑丘離家」と書かれた看板が際立っているが緑丘離家というのは日本語の言葉なのでしょうか。

「ニュー福月」の入口は道沿いに2ヶ所あるが細い脇道を登っていく形になる。落ち葉が散乱したままになっているし、ここももう見た目にアウトっぽい。

上まで行かないと現役かどうか判断出来ないので、とりあえずホテルの敷地へ。延々と坂を登っていった先に客室があるようだが植え込みが伸び放題になっていて荒れ果てている。やはり潰れてしまっているようだ。

客室へ続く道もロープが張られていて車の侵入を妨げている。ホテルはやっていませんでした。ここで死亡確認。

廃業してしまったようだが管理人室の玄関上の外灯は付いたままになっていた。人はまだ住んでいるのだろうか…それにしても不気味だしとっとと戻るか…

「ニュー福月」の隣にある「ホテルかつみ荘」も立派なエントランスとは裏腹に廃墟状態で放置プレイである。なんでこんなにラブホ廃墟だらけなのこの街道は…

ホテルかつみ荘の大きな看板、ローマ字で「Katumiso」と書かれているので一瞬「味噌カツ」と勘違いしそうになった。いくら愛知でもそれはねーだろと。

山の隠れ家的佇まいの「かつみ荘」の建物。入口はチェーンで封鎖、やはり潰れてしまっていた。どのホテルを見ても分かるが部屋数は多くとも10室程度の小規模なものばかりである。

ノータイムのフォントが昭和丸出しのズレた近代的イメージを醸し出していて、なんかいい。二度と「満」のランプは灯る事がないのだろうか…

>3ページ目を読む


The following two tabs change content below.
新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.