有名観光地ですがやっぱりDEEPでした「那覇のマチグヮー」端から端まで

那覇市

平和通り

国際通りに面している那覇のマチグヮー、市場中央通りや睦橋商店街などと並んで入口を開けているのが「平和通り」だ。

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平和通り商店街は那覇のマチグヮーの東側一帯、桜坂社交街に寄り添うように壺屋やちむん通りの辺りまで弓なりに続いているアーケード商店街。市場中央通りと並ぶマチグヮーのメインストリートである。

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やはり国際通りに近い側は観光地商店街じみた土産物屋だらけの店舗構成が目に付く。ひとまずここも商店街の奥へ進めば進む程雰囲気も濃密になっていく。

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第一牧志公設市場がある辺りまではほぼ土産物屋横丁なので軽くスルーしつつ先へ進んでいく。

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平和通りの途中で第一牧志公設市場や市場中央通り方面に分岐しているあたりはカバン屋や琉球の民族衣装屋なんぞがあって雰囲気がだんだん土着的な匂いに変わってくる。大阪の鶴橋あたりの商店街にも似た空気があって、面白い。

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平和通りと市場中央通りの間は「睦橋商店街」という細いアーケード商店街が隠れている。ここは二つの商店街に挟まれるようにあってかして観光臭がせず、ひたすら地元民向けのオバ服屋など古い店舗がびっしり並んでいる。

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この睦橋商店街の下に暗渠化したガーブ川が流れている事は通りすがりの旅行者には恐らく気づかれる事はないだろう。戦後は川の上に水上店舗がぎっしり連なっていたらしいがクリアランスされて今では3階建ての商業ビルが国際通りから農連市場の手前まで川の上にずらりと建っている。

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再び平和通りに戻って壺屋方面へ歩いて行く。左手に有名な沖縄料理屋の「花笠食堂」が見える。食品サンプルがてんこもりのディスプレイだけが商店街に面していて肝心の店は路地裏に外れた所にある。目立つ外観なのもあって観光客向きな店に変わりつつあるそうで、結局店に入る事はなかった。

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国際通りから遠ざかると観光客よりも地元民率がどんどん上がっていく。おじいおばあ率もぐんぐん上がっていく。南側に行けば行く程、素の街並みが姿を現す。

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平和通りからさらに右側に商店街が分岐している。この付近もオバ服屋など地元向きな衣料品店がびっしり連なっている。

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見事なオバ服の圧縮陳列っぷりにどうしても大阪のド下町の商店街の姿と印象がだぶる。大阪の大正区あたりは先祖が沖縄人だらけで、商店街や街のノリもどことなく共通するものがある。

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オバ服屋の充実っぷりは沖縄ナンバーワンの品揃えといっても過言ではないだろう。平和通りの南側や水上店舗のあたりはこんな感じの店が腐る程ある。原宿化しまくっている国際通りとは大違いだ。

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それはいいけど電柱に書かれた謎の落書きが何なのか気になってしょうがなかった。クズゴミデッチアゲ。誰に対する言葉なんだろう。那覇市内各所の電柱にこんな落書きがされている。

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平和通りのアーケードは壺屋やちむん通りの手前で終わり、今度はサンライズなは商店街のアーケードが開南交差点まで続いている。

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この先の壺屋やちむん(焼き物)通りはその名の通り陶器屋や陶芸関係の店が集積する通りになっているが、DEEP的な見所はそんなになさそうなので、ひとまずここで引き返す事にする。

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