【真夜中の愛知万博】国際都市名古屋が誇る外国人立ちんぼゾーン「納屋橋」を歩く

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名古屋駅にも程近い納屋橋の歓楽街、堀川沿いの一画が現在も外国人立ちんぼ出没ゾーンとして密かに聖地となっているという話を聞いた我々取材班、その実態を確かめる為に現地を訪れた。

どうやらその出没ゾーンは広小路通りの納屋橋ではなくもっと南側にある事が分かった。納屋橋の南側に天王崎橋というのがある。堀川を挟んだ東側には劇団四季の新名古屋ミュージカル劇場やらまともな施設もあるが、西側には怪しいラブホ街がさらに続いている。

4時間3500円ポッキリと看板を挙げているホテル。名古屋駅至近ならまあそんなもんか。それよりまずそもそも何故この納屋橋一帯が外国人立ちんぼが群がる無法地帯となったのか、その歴史を紐解くとやはり1990年代の入国規制緩和後の事だ。

仕事を求めて日本にやってきた日系南米人やその他の外国人が食うに困って立ちんぼを始めるようになるのだが、それが次第に人伝に「夜の仕事で稼ぐなら納屋橋に行け」と合言葉のように広まり、世界中の外国人女性が「ナヤバシドリーム」求めて街頭に立つようになったという。

まさにこの状況を「真夜中の愛知万博」と呼ばずして何と呼ぶというのか。

そのうち街娼を仕切る893屋さんも居たりしてかなり本格的なアングラ色街と化していた納屋橋界隈。再開発事業に伴って取り締まりが強化される2000年代前半までは最盛期で100人以上の街娼が出没、通りには彼女らを物色する車で渋滞する程だったというのだ。なお街娼は不法滞在が多く、その為に納屋橋で働くしかない事情を持っていた。

度重なる集中取り締まり、その度に「納屋橋は壊滅した」との情報がネット上に溢れるが、どっこい2012年の納屋橋には確かに数は激減したものの、外国人立ちんぼは存在している。やけに香水臭い南米系と無駄に高身長のモデル系が4人しか居なかったが、確かにいた。

名古屋高速の高架道路が走る若宮大通を跨いで南側に出るとまだまだラブホ街が連なっている。一体どれだけやねんと思うのだが、ある意味かつての繁栄を偲ばせる。ピラミッドみたいな建物が見えるけどあれもホテルだ。

で、ここにももう一軒ソープランドがありました。それも普通の民家に紛れて。「づか」ってやっぱり宝塚の事だろうか。華々しい宝塚歌劇団と比べればあまりに別世界過ぎて泣けるんですが。むしろ比べるのも失礼ざますよ。ちなみにここと同じ区画に珍しいゲイ専用ラブホも存在している。懐深いなあ名古屋の街は。

見た目フツーの住宅地にしか思えないような場所でも深夜になれば「出る」んですよ。まるでお化けみたいですがね。しかも近くに必ず待機している車がいる。やっぱり元締めでもおるんかいな。

深夜の新洲崎橋周辺。モデル系いますね。本当にいました。物凄くスタイル抜群なんですがオカマが多いとも聞いた。君子危うきに近寄らず。

他にもこういう所とかにいましたね。この付近は名古屋駅に近いとは言ってもちょうど駅間の何もないエアポケットみたいな地理条件がそうさせているのか。

で、これまた準備良くホテルがぽつーんと建っている訳でございますよ。オシャレで最近ありがちなバリスタイルデザイン。いよいよバリ島イコールラブホの図式が出来てきそうな勢い。まあ実際のバリ島も行き遅れたオバハンが憂さ晴らしに喜んで行くようなアレなんですがね。

立ちんぼが出没する時間帯がとにかく遅いので、もしかすると地元住民でも気が付かない程かも知れない。昼間は何もなさげな一帯だが堀川沿いは物騒な組事務所らしき建物もあるしちょっとスラミーな雰囲気がしますね。リバーサイドですしね。

名古屋駅徒歩圏内なのにセレブ感皆無なボロマンションが残っていたりどこか貧乏臭さの漂う納屋橋界隈。

…あ、ホームレスのオッサンがいました。遊歩道だけは綺麗に整備されているが完全に都市システムの流れから取り残された場所。それが納屋橋の実態である。

それはそうと若宮大通の下が酷いのなんの。ホームレスさんのテントがいっぱいあるのは知ってたけどそれを排除しようとする行政の仕打ちが酷いっての。なんだこの鉄柵だらけの光景は?!

意地でもホームレスを高架下で泊めたくないという嫌がらせのようなフェンスの数々。ホームレスのオッサンよりもこっちの方がむしろ邪魔になるのでは?

それでも奥の方にちょろっとホームレス小屋が掛かってるんですけどね。ともかくこの辺一帯、都市の死角のような場所になっていてヤバイです。名古屋のアンダーグラウンドっぷりを体感した一日でした。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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