中村遊郭へ続く道…名古屋駅徒歩圏内なのに激寂れで渋すぎる商店街「駅西銀座」を歩こう

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名古屋市 中村

そんなオツな駅西銀座も西端に近づくと廃墟と化した店舗兼住宅ばかりとなり、しまいには1ブロックまるごと廃墟です、といった区画も現れる。一応ここ、名古屋駅徒歩圏ですよ?「駅裏」の負のオーラが街全体に纏わり付いている、そんな印象だ…

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地主が頑固で立ち退かないとか、もしかしてアッチの筋の方だとか色々邪推してしまいそうになるが、それにしても駅裏とはいえメインストリートの商店街がこの無残な廃屋オンパレードというのは異常だ。

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路地に入った先の、赤線地帯を意識したようなモダンな外観の散髪屋も玄関口をベニヤ板で塞いでご臨終。散髪屋の赤白青トリコロールストライプのサインポールが無ければ、まるっきり赤線のカフェー建築みたいだ。

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駅西銀座の西側入口、則武本通3交差点の両角地にそれぞれ喫茶店の建物があるが、そのどちらも例外なく廃墟化している。

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商店街の入口どっちも喫茶店というのも東京や大阪ではあんまり見かけない光景かも知れないが、もう片方の「喫茶るぽ」も食べログの口コミ情報が2012年5月に投稿されているのを見かけたので、最近まで営業していたみたいだが、どうもここも商売辞めたっぽい。

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この駅西銀座の西側入口付近には「金時湯」という銭湯もありましてですね…こちらはちゃんとホームページを運営されていて、昭和3(1928)年創業、80年超の歴史を誇る名古屋有数の老舗銭湯でもある。かつては中村遊郭への遊客もひとっ風呂浴びてから出撃してたんでしょうかね。

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我々が訪れた日は生憎にも定休日で、入浴し損ねてしまった。木曜日定休なのでご注意下さい。名古屋駅徒歩圏内にある銭湯なのに駐車場も二台分あるそうなので車でもOKらしい。さすが車社会の愛知県だけの事はある。近いうちに再訪したいですねえ…

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そんな金時湯の裏手に回ると純然たる住宅地が広がっていて、中村区という場所柄なので、おしなべて下町感丸出しになってますね。

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銭湯の裏手の路地に入ると、豆タイルびっしり系のオツ過ぎるアパートが出現。隅々まで抜かりがない駅西銀座界隈の街並み。二階部分の作り込みもカフェー建築のそれみたいで、センスが光る。しかも相当古いながらも荒れた様子もなく、住民達にはさぞかし大事に使われているのだろう。

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そんなアパートの名前は「新宿荘」でした。名古屋の駅裏なのに「新宿」…大家さんに東京への憧れでもあったのだろうか知らんけど。

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寂れまくりで色々と歯抜け状態になりながらもキョーレツな昭和風情を残した名古屋駅前の場末空間「駅西銀座」、中村遊郭の散策のついでに是非お勧めしたい。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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