名護市中心市街地 (1) 名護十字路

珍建築庁舎として名高い名護市役所を見物した後は、沖縄本島北部最大の街である名護の街並みをちょっとばかり拝見していこうという事になった。
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とりあえず名護市の中心市街地らしいのは市役所から500メートルくらい東側の名護十字路を中心としたエリアだ。昔はまさに名護の中心とも言える場所だったが、その後のバイパス開通や車社会のシフトによって徐々に廃れてきて現在に至る。


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この名護十字路を中心にアーケード商店街が四方に続いている。サングリーン商店街というオールドスタイルなショッピングモールである。しかし一番の目抜き通りに建つビルにあるのは…囲碁教室…
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しっかりとしたアーケードが歩道側に据え付けられている商店街だが、よくよく見ると空き店舗や駐車場と変わったスペースが多く、寂れた感が拭えない。心なしかアーケードもくすんでしまっている。
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名護市には市内はもとより、さらに北部の本部半島ややんばるの過疎地域などから買い物にやってくる客が多い。国道58号を突っ走ると、沖縄本島最北端の国頭村奥集落まではまだ50キロ少々ある。
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昔は沖縄本島北部の交通の要衝だったが、バイパス開通後は車が流れるようになって、かつての中心市街地の街並みもひたすら静けさに包まれたといった印象で、戦前からの商店街だったというこの界隈には古い個人商店が暇そうに店を開けている。
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2000年に沖縄サミットが名護市で開かれた時には少しは賑わいが戻るかどうかなんて言っていたようだが、そんな訳があるはずもない。たまに歩いている人を見かけると、大抵は年老いたおばあである。
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コザの銀天街や一番街も大概寂れまくっていたが、名護の商店街もまた同じ運命を辿っていたという事だ。沖縄県全体では人口が伸びているのだが、どうしても那覇市に一極集中が進む傾向にある。
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ひたすらシャッター街でどうしよう…と思う訳だが、相変わらず現役バリバリで店を開けているのは地元民御用達の惣菜屋である。やはり庶民の味はてんぷらとうちなー弁当である。
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名護十字路から商店街を西に歩いて行くと「大中」バス停。古臭いショッピングモールのロゴが昭和テイストで味わい深い。名護の中心市街地にはさらに大西、大東、大南、大北という住所がある。
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150メートル程進んだ所でアーケードは唐突に切れ、だらだらと市街地が続く。名護市街地には米軍基地やら工場街といった男性的産業とは縁もないせいか、街中に怪しく由緒正しいピンクタウンがある訳でもない。DEEP的な見所は正直乏しいかも知れん。
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いつの時代の電気屋だよと言いたくなるような、古い三洋電機のロゴが入った絵付きシャッター。時代錯誤的な街並みが残っているだけだ。
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目抜き通り沿いのとある居酒屋のシャッターにも絵が描かれている。平均的な沖縄の飲んだくれオヤジの図。やる事がなければ泡盛でも飲むしかない。沖縄人の酒呑み率の高さは異常。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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