【納豆風呂】茨城県の県庁所在地にある廃れた色街「水戸市天王町」を歩く

水戸市の中心市街地・天王町、そこは茨城県屈指の色街であり、かつては「大工町三業地」なる元花街の成れの果ての姿だった。昭和41(1966)年の風営法改正を契機にそれまでの待合が相次いで特殊なお風呂屋さんに鞍替えして出来た新興の色街。

廃墟となりながらも今なお豪奢な建物を残す「クィーンシャトー」のある路地には前時代的な佇まいの、古びたコンクリート建ての特殊なお風呂屋さんの店舗がいくつも立ち並んでいる。

相変わらず店構えはトルコ風呂と呼んでいた時代のそれに近い古めかしさを感じる訳だが、古風な佇まいのお風呂屋さん「水戸御殿」は御入浴料三千円。黄門様まで丁寧に洗ってもらえそうだな。まだ時間が早くて開いてなかったけど。

有名な角海老グループも含めて結構な数の店が並んでいるがどこを見ても総じて店舗が古い。中にいるのもオバチャンばかりと聞きました。なーるほど。

もっともらしい場所に置かれた案内所の小屋。どう見てもただの物置でしかない。2009年施行の茨城県の迷惑防止条例で風俗店の客引き行為が禁止になってしまったので現在はあまり派手に使われていないようだ。

客引きが常駐していた他の小屋は使われておらずゴミ捨て場に変わっていた。中を覗くと凄まじい量のゴミ溜めが…立つ鳥跡を濁さずという諺は水戸市天王町では通用しないようです。

クィーンシャトー程ではないにしろ、この界隈の店舗は無駄に建物がでかい。この辺は恐らく昭和が終わる前までに流行っていたのだろう。今では黒ずんだ壁が経年劣化の酷さを物語っている。この風景は過ぎ去った昭和の色街の幻影なのか。

色とりどりの豆タイルで壁画が作られたソープ店舗の玄関口。まるで一昔前の温泉旅館のような佇まい。しかしこれも廃墟同然の状態に。

クィーンシャトーも不気味だけどこのへんの店構えもどこか陰気臭くて謎めいている。なんだよ「しろいへや」って。既に廃業したようで表には「入浴料0分000円」になった看板とコンパニオン募集の広告が置かれたままになっていた。

「ボルジアの館」の壁にある巨大で意味深なレリーフ。行き遅れたゴージャス感が残る天王町ソープ街。もはや場末感しか漂ってきません。

さすがにクィーンシャトーのある通りはマニアック過ぎて近付き難いが手前の通りは割にライトな感じの店が多い。そもそも茨城じゃ高級店は売れなさそうだしな。それは羽田空港とLCCしか航路がないトーキョーメトロポリタンイバラキエアポートもとい茨城空港の違いと同じだ。

そんでもって朝っぱらから元気良くやっている店も結構ある。茨城県って人口もそれなりに居ますから需要もそれなりにありますわね。

ここぞとばかりに無料案内所の店舗も立ち並ぶ裏通りの風景。しかしこう見えても天王町界隈の土地は空き地だらけで歯抜け状態、店舗ビルと駐車場が半々くらいの寒々しい街並みだ。

赤一色のドギツイ外観。某テレビ番組からパクってますね店の名前。20年くらい前に流行った番組だという所がアレなんですが。

何故か綴りがローマ字表記で「PARADAISU」なお店。英語力無さそうですね。まあ水戸納豆も外人は食べませんからね。

ファッションヘルス店舗のビル外壁にへばりついたままになっているスパイダーマン。一瞬死体かと見間違えそうになりました。

「当協会加盟店はエイズ対策として衛生管理を徹底実施しております」店の表に張り出されている水戸地区特殊浴場業組合の看板。

一方でソッチ方面以外にもスナックビルなどがあったりする天王町だがビルまるごと廃墟化してしまい酷い姿を晒している。以上、水戸市天王町は全体的に寂れてしまった感の強い色街でした。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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