リアル「三丁目の夕日」状態!実際映画のロケ地になった倉敷市「玉島」の昭和な街並み 

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玉島の中心市街地にある商店街を歩き回ってきた訳だが最後に3つあるアーケード街の中で行きそびれていた「通町商店街」周辺を見ていく事にしよう。商店街の入口にあるパチンコ屋の跡が凄まじい。「パチンコ思ひ出」って…

何をどう考えればパチンコ屋の名前が「思ひ出」になるのか不可思議でしょうがないのだがとっくに店自体も廃業してでかい看板が残された以外は単なるガレージだけになっている。目の前にあるのが通町商店街の入口だ。

商店街入口手前を流れる水路の橋。ここら一帯全体的に激渋ゾーン。「三丁目の夕日」のシーンは水門の上でのカットしかなかったがあれだけじゃ勿体無い気がするよね。舞台設定では東京の下町になってるし無理があるんだろうけど。

水路の反対側を見ると川の上がパチンコ思ひ出の駐輪場か何かに使われてたスペースになっている。なんか物々しい犬小屋が置かれててシェパード犬がバウバウ吠えまくりでうるさいんですが…通町商店街では毎週火曜日と土曜日に朝市やってるそうですよ。

隅っこに放置されたUCCコーヒーの自販機が非常に年代物な件。まだ缶コーヒー一杯100円ちょっきりで買えた時代のものですよ。

通町商店街は3つある玉島のアーケード街の中で最も歴史のある商店街らしく、他の終わりかけた銀座商店街や清心町商店街よりは開いている店も多いしまだ「生きてる」実感がする。

商店街の中程に地元の爺さん婆さんが集まりそうな朝市会場もございますよ。もう既に朝じゃなかったので市場も立ってなかったですが。

オバ服屋と化した洋品店の昭和丸出しな店構えを横目にさらに商店街の奥へ。アーケード街が200メートルくらい続いている。昔は映画館まであって買い物客でごった返していたそうだ。

通町商店街には創業100~200年もの超老舗もちょいちょいあるらしいが、隣の金物屋も雑多でカオスな店構えが素晴らしい。こちらが創業130年の高橋荒物店になります。

金物屋の軒下に掲げられた渋すぎる看板。荒物竹製品ロープ上敷の御用は高橋商店へ。レトロという月並みな言葉を付けるのも憚られる重厚さ。

こっちも凄まじく年季を感じさせる衣料品店。子供じゃなくて「小供服」になってる。建物自体も一部崩壊を始めているし見るからに営業してなさそうですが…

この建物も築百年以上のビンテージものだろうか「藤井仏具店」。昔の建物らしくやたら天井が低い。

店の脇に取り付けられた「高級位牌製造」の看板の質感といったら現役世代には絶対真似できそうにないクオリティの高さである。

商店街を端から端まで歩いたけどやっぱり人通りが殆ど皆無な訳で半数以上の店はシャッターを閉めたまま。玉島の市街地自体駅からも離れてるし国道から大きく逸れた場所にあるのでしょうがないのかも知れんが。

アーケードが途切れた先にもまだまだ昔の街道沿いの街並みが続いている。重厚な蔵造りの家屋なんかもあって地味に凄いのだが。倉敷といったら美観地区ばかり持て囃されるけどこういう場所も忘れずに見たいよね。

商店街の裏に続く路地裏もいちいち見逃せない。そこも容赦なく昭和の時代そのまんまだからだ。ボロ長屋に天高くそびえる臭突よ。もしかして空き家かも知れないが。

どこか物悲しげな雰囲気を漂わせる路地裏のお稲荷さん。そろそろ時間的に余裕がないので次の場所に行きましょうかね。玉島の遊郭跡、旧天満町に向けて移動する。

>玉島天満町遊郭編を読む


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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