リアル「三丁目の夕日」状態!実際映画のロケ地になった倉敷市「玉島」の昭和な街並み 

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玉島には立派なアーケード商店街が3つもあるのだが、そのうちの1つで旧水門のすぐそばから溜川沿いに連なる「銀座商店街」を歩いてみる事にしよう。どこが銀座やねんとツッコミを入れるまでもない。人っ子一人おりません。

川沿いから見えていた廃墟店舗群は銀座商店街に面していた店だった。表玄関から見るとこうなっていたのね。既に商店街としては全く機能していないが、残るアーケードと看板、造花の飾りが哀愁を誘う。

そんな銀座商店街の看板店舗だったと思しき「ブティック銀座堂」。銀座でブティックですからね。そりゃ凄かっただろうに。だがこの廃墟っぷりには泣ける…一体いつから廃業してしまったのだろう。

アルファベットで「GINZADO」と文字の並びがカオスな事になってます。テント屋根が欠けた隙間から崩落した建物内部の構造物がちらりと見える。そのうち自然崩壊するかもな…

「良い品 良いセンス 笑顔のある銀座商店街」の看板ももはや冗談にしか思えない程の廃センス・廃テンション。この玉島の街はいつから寂れだしたのだろう。

商店街の曲がり角付近には「料理旅館春乃家」の建物がある。昔の玉島は四国航路の拠点で船の乗り場がこの商店街から南側に位置していたらしい。大勢の旅客がこの商店街を練り歩いていたそうな。

以下、潰れた本屋、潰れた洋品店、潰れた薬局などで構成されたシャッター街となっております。この商店街が現役だった頃が見てみたかった…

凄まじく古さを感じる本屋の看板「結婚したら主婦の友」。中年以上の年代には有名な老舗婦人雑誌だけど2008年に休刊してるのね。

この辺も元は何屋だったのか。銀座商店街というからには本当は街を代表する商店街だったはずなのに、この現実はあまりに切ない。やっぱり今時の玉島住民はイオンモールでお買物ですか。

ひっそり静まり返った銀座商店街、明かりもなく昼間は薄暗いままである。地方の寂れたアーケード付き商店街が維持費がかさばむアーケードを続々撤去する動きがあるが、ここも将来そうなるかもな。

旅行者にしてみれば「三丁目の夕日」のロケ地だと呑気にキャッキャ騒いでるだけで済むのだろうがレトロなだけで廃墟化しちゃあ将来が危ぶまれる訳で、今後この商店街に人が戻ってくる事はあるのだろうか余所者ながら心配になる。

人の消えた商店街では年季の入った商店の看板とアーケードだけが延々と見られる。洋品店「羽黒屋」の屋号は近くの羽黒神社から来ているのか。

親子三人のシルエットがトレードマークらしい「おしゃれの店シントヲ」。見事な昭和的デザイン。

アーケードが途切れた辺りには廃旅館らしき立派な木造家屋が建っている。今では洋品店の駐車場スペースになっている程度か。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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