東北のシカゴと呼ばれたアウトロー都市…郡山市「駅前アーケード商店街」と中心市街地が寂れて酷すぎる件

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宇都宮や高崎と同じく東京に活気を吸い取られたかのような寂しいアーケード街に悲哀を感じさせる郡山の「駅前アーケード商店街」を外れた周囲の一帯もかなり香ばしい街並みが広がっているのでさらに見物していく事にしよう。

どうでもいいけど中華料理屋まで「珍満」ですかここは。アーケード商店街の入口に掲げられた大きな看板も昭和丸出しな感じです。

こんな寂れた中心市街地だが一応映画館が生き残っていた。「郡山テアトル」はこの界隈で3ヶ所8スクリーン、なかなかの規模で頑張っておられるようです。ちなみにこの「テアトル5」、震災直後の2011年4月末で閉館している。

斜向かいには「大勝館」というオツな成人映画館もあったが、そっちも2009年に閉館。跡地はコインパーキングですよ。まあ何とも味気ない。ゆっくり街が死んでいっている印象が強い。

駅前アーケード商店街を北に抜けた所。民家の軒先に郡山テアトルの看板がずらりと並ぶ。肝心の映画館はこの先に2軒あるのだが他の土地はかなり虫食い状態になっていて痛々しい。

そして映画館の手前にもなんだか怪しげな飲食店があり、相変わらず駐車場だらけの空き地が寒々しい。

こっちのお店もやはりアニメ絵。しかもどの絵もちょっと前時代的な香りがするのよね。これらの絵の作者は同一人物なんでしょうか…

ここに来ても目に付く店はというとこんなのばっかりで、ちょっとくらいはまともなスーパーマーケットとか市場みたいなのはないのかと嘆きたくなる。

しかしその一方でこの手のグッズを取り扱う店はやたら充実していて、完全にダークサイドに転落している郡山の駅前一等地…

最近食傷気味のなんたら48ですが郡山では「KGB」らしい。ソ連国家保安委員会ですね。中に入るとプーチン似のメンバーがセーラー服姿でウォッカでもサービスしてくれるんでしょうか。おそロシア、いや、おそ郡山。

アーケード商店街の近くにごっつい渡り廊下が架かる巨大なデパート的ビルディングがそびえているのだが、既に廃墟と化しておりました。旧トポス郡山店だそうです。ダイエー系列か…

地元のDQNか何かが入り込んで渡り廊下の壁の有り得ないポジションにタギングしているのが見える。これはDQNにとっては勲章か何かだろうか。落ちたら命がありませんわな。

しかしこれだけの規模の建物が中心市街地に放置されているだなんて悲惨極まりない。侵入者が後を絶たないらしく建物周囲はフェンスが立て掛けられている。渡り廊下で結ばれている本館と別館を合わせるとかなり巨大な廃墟だ。

旧トポス郡山店は1975年にダイエーが「郡山ショッパーズプラザ」(後に郡山ダイエー)として開業したのが前身でその後低価格路線のトポスに衣替えしたものの長続きせず1994年に潰れたまま20年近く放置プレイだ。

巨大なトポスの廃墟が目の前にそびえる大町通りもこのような店が…一体どうなってんだこの街は…

どうしようもない街の現実を突き付けられながらも、廃墟デパートの周囲もまた「夢の世界」が広がっていたのである。..しかし「東北のシカゴ」と言うように確かにヤクザっぽい人とか車を見かけましたよ。

ダイエーはやや駅から遠い立地条件が不振の原因だったらしいが、現在は駅前一等地にある丸井郡山店までもが閉鎖され廃墟同然で佇んでいた。建物は震災のダメージもあってそのうち解体される予定らしい。東日本大震災や原発事故の影響もあって郡山の街も今後はますます寂れていくのだろうか先が思いやられる。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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