嗚呼、諸行無常!大型ホテルの廃墟が渓谷沿いに並ぶ「鬼怒川温泉」のヤバさは異常

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栃木県 日光市

鬼怒川渓谷に掛かる「くろがね橋」からも見える大型ホテル…「鬼怒川観光ホテル東館」の建物だが、ここもまた廃墟である。10階建てくらいあるそこそこデカい建物が平気でいくつも廃墟になっている場所なんてそうそう無い。これらの建物が解体されずに放置されているのだから異常だ。どうなってるのだ鬼怒川温泉よ。

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遠目には分かりづらいが、少し近づいて客室の窓を見ると所々窓ガラスが割れているのも確認できよう。台風や自然災害で割れたものか、DQNに侵入されて破壊されたものかはよく分からない。

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くろがね橋を渡りきって坂道を登っていくと廃業ホテルに隣接して、またしても飲食店の廃墟が放置プレイをかまされている。ここいら全て廃墟だらけ。悲惨なものである。

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くろがね橋から続く坂を登り切ると、鬼怒川左岸の温泉街を南北に貫く旧国道121号線へ出る。この左岸側のホテルが軒並み廃墟街道になっていてヤバイのだ。

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「政府登録 鬼怒川観光ホテル 東館」と書かれた看板もあちこち割れてしまっている。同名の「鬼怒川観光ホテル」の別館というのが鬼怒川右岸側にあるが、このホテルは現在大手グループの大江戸温泉物語が「鬼怒川観光ホテル」の名称と事業を引き継いで営業している。この東館だけが取り残された形だ。

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鬼怒川観光ホテル東館の周囲にある店舗、こうした飲食店や土産物屋もことごとく潰れてしまっており軒並み廃墟化。鬼怒川左岸に関しては「死んだも同然」の様相を呈している。

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鬼怒川観光ホテル東館から旧国道沿いを北上すると、先程「あさやホテル」側から見えた廃墟ホテル勢揃いエリア付近に来られる。「鬼怒川第一ホテル」や「きぬ川館本店」はこの道沿いに玄関が並んでいるが、やはりどちらも廃墟でしかなく、人の姿もない。

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「鬼怒の八湯」と呼ばれる8種類の温泉が売り物だった鬼怒川第一ホテルの玄関先も「歓迎」の黒板もそのままに営業を辞めてしまっていた。これらの大型ホテルはバブル崩壊後の客足の鈍化で軒並み経営難になり、産業再生機構の支援を受けた「あさや」や資金力にモノを言わせる大手グループに買収された一部のホテルだけが生き残る形になった。

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鬼怒川第一ホテル建物脇の外階段。錆による侵食と雪害の影響で、階段の一部が崩落してしまっている。あと何年、惨めな姿のまま野ざらしにされ続けるのだろうか。

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その隣にある「きぬ川館本店」もオンボロ具合では断然勝っているので、建物の一部が崩落しそうになっていて、危険防止のバリケードが国道脇に設置されて「幅員減少」の看板が立てられている始末。

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二階部分のコンクリートが風化して一部崩れていて、そのうち構造ごと逝ってしまいそうな状態で、見るからに危険きわまりないのがお分かり頂けるだろう。解体費用も捻出できず、建物を壊すより先にいつ自壊してもおかしくない。

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「きぬ川館本店」の正面玄関。閉館から15年以上経っているだけあって、もはや遺跡のような佇まいだ。かなりDQNに荒らされてしまったようで、入口はベニヤ板で完全に塞いである。

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とうの昔に主を失い、淋しげな姿を残す河童達が気の毒でならない。まるでその姿は浮かばれない地縛霊のようでもある。昭和17(1942)年創業の老舗だけあって現役営業時は昔からの利用者、主に高齢者ばかりが老後のオアシスのように使っていたそうで、名物かっぱ風呂も、実質的には老人風呂。まあ、その老人達が居なくなれば潰れてしまうのは宿命だったのかも知れない。

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我々が眺めた範囲だけでも廃墟っぷりは相当キツいものがあったが、この鬼怒川温泉自体南北に3キロ程も連なる一大温泉街なので、もう少し端から端まで見て回れるものなら見ておきたい。しかしこれほどまでに廃墟ホテルが放置されてるとは思わなかった。TVアニメ「未来日記」13話とやらで鬼怒川温泉の廃れた街並みや廃墟ホテルが描写されているそうなので、興味のある方は見ておくと良いかも知れない。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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