頭上から糞の危険にドキッ!ウミネコだらけの「蕪嶋神社」参拝記 

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ウミネコの糞に注意を払いながら参道の階段を登ってくると、小さな島に似つかわしくこじんまりとした神社の本殿と拝殿が現れる。

柵の外側に留まらず足元にまでウミネコ営巣地が転がっているので油断ならない。手の届きそうな場所に人間がいるというのに全くもってのほほんとしすぎなウミネコさん達である。

拝殿横の手水舎にもウミネコのイラストが掘られている。割に最近作られたものだろうか、あまり糞で汚れまくっている感じではない。

一方で狛犬はかなりウンコ塗れで悲惨な事になっている。なんだか泣いているみたいだ。

拝殿前の左右に置かれているのは、やけに可愛らしい蕪と瓢箪の像。株価上昇のご利益があると俗っぽい謂れがある「かぶあがりひょうたん御守」を買い求める為に参拝者がよく訪れるようになってから、最近新しく置いたもののように見える。

蕪嶋神社の境内に入ると、拝殿を中心に島を一周しながら周囲の景色を楽しむ事ができる。そこかしこにウミネコや抜け落ちた羽、糞が散乱しまくっていて大変だ。

小さな神社なので、回りを歩いていてもすぐ一周出来てしまう。しかしウミネコに注意しながらそっと歩かなければならないので、意外に距離を感じるのであった。

それでも頑張って島を3周回って参拝すれば「心身が祓い清められ運が開ける」そうです。運は運でも先にウンコを付けられる恐れもあるけどな。

しかしそこは機転の効いた神社で、もしウミネコに糞をかけられた場合は社務所に申し出る事で「会運証明書」というのがもらえるという。どちらにしてもウンが付いておめでたいこった。

ちょうど5月頃はウミネコ繁殖期として雛がかえったりと色々子育てに忙しい時期だ。遠目に眺めるだけには問題ないが、下手に手出しすると、雛を守るためか防衛反応を起こして人を襲う事もある。気をつけよう。

神社の真裏からは蕪島の全景を拝む事が出来る。柵の外側の地面が開けていて、そこに凄まじい数のウミネコと営巣地が見られるのだ。自然と動物の営みに圧巻である。リアルわくわく動物ランド。

ここからの眺めは実はWEB上でも確認する事ができるのだ。なんとウェブカメラが設置されているんだな。「いかすみ」というサイトから蕪島の様子を見る事ができる。

結局ウミネコに糞を掛けられることもないまま島を回り終えた当取材班一同。これからの東北旅行の安全を祈って神社を後にした。

蕪嶋神社から下に降りると、岸壁の向こうでは朝早くから釣りに勤しむ地元民の姿があった。八戸と言えば漁業の町である。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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