【別府市】九州の巨大温泉街・別府の盛り場「竹瓦温泉」周辺の街並みと不思議な旅館

九州を代表する大温泉街である別府の街、ストリップ劇場も秘宝館も絶滅するなど昔ほどの勢いではなくなったが、温泉街につきもののエロは健在、大分県内で唯一ソープランド街を擁する街でもあり、それは別府駅南側の流川通り近くの竹瓦温泉周辺(元町)と寿温泉周辺(楠町)に密集している。

そんな訳で湯の町別府の旧市街地、流川通りにやってきました。「流川ゆめタウン前」バス停の目の前が既に色街でございます。ちなみにゆめタウンというのは中四国九州が地盤のイオンみたいな大型商業施設。ソープ街の事を指してゆめタウンと言っている訳ではない。要注意。

手前がコインパーキングだらけになっているせいで既に流川通り沿いからその手の店がずらずら並んでるのが見えるのですが…

スーパーニャンニャン娘(笑)ニャンニャンの意味が通じるのは中年以上か、激しく昭和の臭いがする言葉である。まあ隠語なんですが。

まずは竹瓦温泉とは反対側の楠町を見る事にしましょうかね。流川通りの入口あたりの国道10号沿いに巨大ショッピングモール「ゆめタウン別府」があるが、流川通りから一歩入るとそこが「男のゆめタウン」。結構な数のソープ店舗が軒を連ねている。

コンパニオン募集の看板が掲げられた店舗。流川通り周辺には現在も20~30軒程の店がある。中洲や熊本と比べるとやはり地味だが、九州の瀬戸内側では最大規模である事は間違いない。

街並みはモロなんだけど付近の住宅街と完全に同化していて、この辺の住民は何の違和感もなく暮らしていそう。さっき行った喫茶アホロートル(旧貸席すゞや)の存在が示すようにここも例に漏れず昭和33(1958)年までは遊郭があった土地で、やっぱり歴史がそうさせてきたんでしょうな。

さっきから気になるのは割に新しい建物が多い事。ソープ街というのは規制の都合で新築もできず改装も制限されていて古い建物を無理くり使ってる事が多い訳だが別府の場合はそのへんの規制が緩いのだろうか。

ソープ街に囲まれて地元の共同浴場があるという別府クオリティ。楠銀天街の外れにある地元の爺さん婆さん御用達「町営寿温泉」の建物は大正13(1924)年築との事。

共同浴場と公民館がセットになっているというのが何とも独特。「明治中期頃からあった名湯」「子宝温泉とも言われ女性に人気があった」と玄関横の案内板には書かれている。裏側に回ると大正時代の建築らしいモダンな造りが見られる。

寿温泉の建物の傍らには「流川文学発祥の地」の石碑。なんだそりゃ?と思うのだが織田作之助の別府三部作の舞台になっているという説明書きがある。織田作之助と言えば大阪出身で有名な「夫婦善哉」の法善寺横丁あたりを思い出す程度でそれ以外をあまり知らんのだが、別府の道頓堀とも呼ばれたらしい流川界隈の色街というのは小説のネタにしやすかったんでしょうか。

寿温泉の正面には味わい深い佇まいの駄菓子屋が向かい合っている。手書きの看板が渋いっすね。店は開いてないけど。

夜になると各店舗ともに派手なライトアップが施される。今もなお別府の夜は賑やかです。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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