東北新幹線が通って東京から近くなった本州最北端の大都会「青森駅」の周辺を観光する

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青森駅前から東方面に伸びるメインストリート「新町通り」に沿って青森市の中心市街地が広がっている。

新町通りはアーケード街となっていてさすがに都会らしい光景を見せてはいるが、よくよく見ると目立つ広告がサラ金だらけだったりと地方都市では例外なく見られる風景といっても良い状況だ。

青森というと県内就職率が低く生活保護率も高い不名誉な社会事情も隠れた土地で、人口流出が激しく中心市街地の空洞化も際立っているという事は聞いてはいたが、DQNの溜まり場となりそうなパチンコ屋などの娯楽施設は総じて郊外に拡散しているためか、あまりギラギラした感じもない。

ただ昼夜問わずそれ程人通りもない新町通りの様子を見る限りは、人口30万都市にしてはやや寂しいような気がしなくもない。

何気に商店に混じってスイーツ臭全開の「花畑牧場」の店舗が混じっているが、原宿と青森ではたいそうウケも違うような。キャラメルなんとかとネット上で話題の経営者でタレントの田中義剛氏も青森県八戸のご出身。

新町通りはまだまだ東へと伸びているが、いたって普通の繁華街で景色も単調なので、新町通りから外れて昭和通りを南に歩く事にする。

新町通りの南側にはさくら野百貨店、中三デパートといった東北資本の百貨店が並んでいる。

確かにこの一帯が青森市内における繁華街と見て間違いなさそうなのだが、それにしてもどこかしら活気に乏しい。

昭和通りの新町一丁目交差点。こんな所にアニメイトの店舗があった。本州最北端の県庁所在地にもやっぱりヲタは生息しているのだ。この交差点を東西に横切るのがニコニコ通り。ヲタ御用達のニコニコ動画ではない。

さらに駅から外れると、だんだんと地方都市らしく寂れた昭和の商店街らしい風景に変わってくる。朝であれば生鮮食品の並ぶ古川市場付近はそれなりに活気を呈しているが、おおむね青森の市街地はこんな感じのようだ。

それよりもすこぶる腹が減った。食事の時間だ。

最近青森でもご当地ラーメンブームに乗じて「味噌カレー牛乳ラーメン」という一風変わった取り合わせのラーメンを売り込もうと動きが出ている事を知った訳だが、そのラーメンの元祖である店が青森駅近くの雑居ビルに存在する。

青森市古川、昭和通り商店街の一角にある「味の札幌 大西」。札幌ラーメンの流れを汲む地元では歴史の長い街のラーメン屋だ。青森市にはこの店の他、弟子の店も合わせて5軒程、味噌カレー牛乳ラーメンを出す店舗があるらしい。

札幌ラーメンらしくバターが乗った味噌ラーメンをベースにカレー粉と牛乳が付け足された味噌カレー牛乳ラーメン(780円、写真は大盛)。そのカオスなネーミングとは裏腹に非常にあっさり味に徹している。むしろカレーの風味は後からほんのり香る程度で、総じて穏やかに頂く事が出来る。

東京で最近増殖気味の変に気取りまくって「素材にこだわってます!」系のラーメン屋より、こうした昔ながらの普段着のラーメン屋が俄然落ち着くのだが…

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本州最北端の大都会「青森駅」の周辺を観光する


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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