花柳界も栄えたみちのく秋田の大歓楽街「川反」を歩く

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まあなんというか全体的に漂うドンキホーテ臭は何なのだろう…秋田美人という言葉も既に過去の遺物となりつつあるのでしょうか。モデルの佐々木希は秋田出身で駅前のフォーラスで雑貨屋の店員やってたらしいですけどね。やっぱり芽が出りゃすぐ東京出ちゃいますわな。

川反の街並みをよく見ると、すずらん通りからすぐ南側から既にセクキャバらしき胡散臭そうな店がちらほらと見られる。思ったよりもエロ度数高いな。田舎だからやる事しか考えなくなるんだろうが…

んまあどう見てもピンサロですよね。実に分かりやすい。さっきまでのキャバクラとは違って必要最低限の看板しかなくひたすら地味な印象。

夜の帳が下りる頃、居酒屋に隣り合ってネオンギラギラさせながら営業中。ナース、スッチー、セーラー服の女性の手描きイラストが素敵。東京じゃ大塚や高円寺あたりで5000円出せば回転しまくるのに、このジャンルで10000円はちと高くないか?

どうやら秋田の川反ではピンサロ関連はおおむねキャンパスなんとかって名前が付いております。これまたレトロで味わい深い外観の雑居ビル。スナックの看板がてんでんばらばらに取り付いている。

川反通りを南に降りていくと飲食店ビルだらけの中に一軒だけぽつんと古びた稲荷神社が姿を現す。なんだかオカルトチックな展開である。何か出てこないか。

半ば荒廃したような雰囲気の稲荷神社。社殿はビルの谷間に窮屈そうに鎮座している。それはいいが神社の横に不法投棄多すぎ。ゴミ袋やらペットボトルや空き缶が山積みになっている。罰当たりだ。

この神社の入口あたりに昔の地名を示す標が立っていた。旧川端(反)五丁目とな。藩政時代に川端の地名が「川反」に変わったのは先述の通りだが、現在の地名は秋田市大町であり川反という地名は住所表記には存在しない。大町三丁目から六丁目の旭川沿いが現在の川反と呼ばれる繁華街になっているのだ。

秋田市の大歓楽街「川反」は南へ行けば行く程街並みが胡散臭くなっていく。四丁目、五丁目はキャバクラ、スナックの密集地、そして六丁目はソープ街とラブホ街というように住み分けされている。川反通りの西側を走る赤レンガ館通りを南に歩いていくと清酒新政の巨大なアーチ看板が現れる。さらにその先に進んでみる事にする。

大町五丁目と六丁目を分ける横町通り。ここも同様に飲食街だが川反の繁華街全体から見ればここが南の外れとなる。昼夜問わず交通量が多くあんまり安心して歩けない。

横町通りにあるドラッグストア。薬局なのにやたらタバコが売られているのが面白い。秋田では別に珍しくないんだろうか。っていうか逆にタバコ屋が薬局やってるのか。

そんな矛盾じみた薬局はいいけどこの看板が素晴らし過ぎて悶絶。ドラッグ、ドリンク、クスリが合体してるぞ。まるでクロスワードパズルだ。しかしドラッグとクスリは同じだろうとか、実はドラッグじゃなくてドラッ「ク」になっているとか、細かい事は気にしない。

クロスワードパズルまで矛盾してるぞあの薬局…と考え事をするまでもなく横町ビル飲食店街などと書かれた場所があるので入ってみよう。

普通の飲食店ビルかと思ったが昼間からガッツリ店を開けている箇所があるので何だろうと思ったらファッションヘルスでした。それどころかこの横町ビル、裏側に「ぬけられます」。引き返さずにそのまま奥の扉から出てみましょうね。

横町ビルの裏側から抜けてみるとなんとソープ街のど真ん中に出てしまう。なんてこっ恥ずかしい展開。いや知ってたんですけどね。ここが秋田県で唯一ソープランドの営業が認められている特殊地帯だ。

えー、なんというか想像するだけでタマが引っ込んでしまいそうな感じの店ですね。特殊地帯は非常に狭いエリアにここぞとばかりに密集している。逆に秋田県全域で見てもここ以外に無いのだから、ちょっと気の毒な感じがしなくもない。

「秋田城」の隣に質屋があるという出来過ぎた構成。「秋田県特殊浴場協会」の名が記されたアーチには12軒分の店舗看板を掲示するスペースがある。この手の店舗は秋田県では秋田市大町6丁目1番地か2番地のごく一部でしか営業を認められていないらしい。ピンポイント過ぎますねー。

その一画を外れるとすぐ南側がラブホ街となっております。秋田っ子の抜きどころここにありといった所でしょうか。まあこれもたった3軒くらいしかないんですけどね。

別にこの一帯は遊郭跡という訳でもない。ちなみに明治時代の川反は花街も遊郭も殆どごっちゃだったらしいが大火後に料亭街が川反四丁目、遊郭だけが繁華街の外れにある南鉄砲町(現在の保戸野鉄砲町、通称常磐町遊郭)に分離されたそうだ。


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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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