財政破綻の街「夕張」を歩く 廃墟観光都市夕張

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夕張市役所前から夕張駅方面に下っていく道を辿ると、そこには中心市街地にも関わらずとんでもない寂れ方をした末期的な風景が広がっている。
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最盛期と比べて人口10分の1以下になった夕張市の現実は、この廃墟だらけの街並みを見る事で体感できよう。今では全国から廃墟マニアが訪れる廃墟観光都市といっても良い状態だ。


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パッと見た目には立ち並んでいる家の3割くらいしか人が住んでいる家が無い。特に廃屋はその荒れ方を見れば一目で分かる。長年放置されてカビで黒ずみ崩落した壁や天井などが剥き出しになっている。
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1階部分が駐車場となっている廃屋。今でも一部だけ使われているようだが片隅には何十年も放置されていそうなボロ廃車が。昭和何年モデルなんだよこれ。
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かつて市役所前のメインストリートであったはずの場所は物の見事に廃墟ストリートと化しているのだが、外壁塗装がボロボロに剥がれ落ちている3階建ての立派な鉄筋コンクリートビルは整形外科のもの。
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ここが整形外科である事を示す看板はそのままに病院はいつしか機能を失っていた。院長さんはどこに行ってしまったんでしょう。
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玄関周りを見ると一部はドアのガラスが破られている。カーテンが掛けられているので中の様子は見る事が出来ない。さらに隣の一軒家も廃屋っぽい。
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東京や大阪などでは見られない奇妙な角度のついた屋根は北国ならではの光景である。まだ生活の匂いを残してはいるものの、既に住人は出て行ってしまったようで物音すら聞こえない。
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どこを見回しても残る一軒家の多くは廃屋と化し、挙句に長年の放置で雑草が絡み付いて家の周りに立ち入る事すらままならない。
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さらに先を見ると車が通行できない細い階段坂から夕張駅方面に下る道へ続いている。向こうに見える場違いにでかい建物はホテルマウントレースイである。
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坂の手前にある一軒家もやはり廃墟。ここは派手に窓ガラスが破壊されていて心ない人間が立ち入った痕跡が見られる。こうも荒れ果てた家ばかりだと行政も手の施しようがないのか。
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かつて台所だった部屋が割れたガラス越しに見える。住人が飾っていたであろう窓際に置かれた植木鉢のサボテンなんかも皆枯れ果ててしまっていた。家の反対側も壊れていて壁の穴越しに植え込みが見える。
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夕張が栄えていた頃にはこの階段坂にも沢山の市民が行き来していたのだろう。きっとこの坂道にも名前がついていたのだろうが、今ではその名前を知る術もない。
この先も夕張が街として発展する兆しも無い事だし、いっその事長崎の軍艦島のように産業遺産的立ち位置で廃墟観光を売り込むくらいしかなかろう。

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新日本DEEP案内およびDEEP案内シリーズ管理人兼編集長。2007年「大阪DEEP案内」開設、2008年「東京DEEP案内」開設、2009年「日本DEEP案内」開設、2010年「世界DEEP案内」開設、2013年「新日本DEEP案内」開設。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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